2024.06.20
龍大生が「向島田んぼラグビー」で脱炭素の意識向上をアピール【社会学部】
2024年6月16日(日)に京都伏見・向島で開催された「向島田んぼラグビー」に龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント(CM)学科の学生が参加し、イベント運営のサポートとあわせて「脱炭素」の取り組みへの意識向上をアピールしました。

「田んぼラグビー」は、水を張った田んぼで1チーム4人程度で行うラグビーです。激しい身体接触がなく、老若男女問わず誰でも泥だらけになって楽しめるスポーツです。今年で第5回目となる向島田んぼラグビーは、ラグビーを通じた人のつながりを築き、地域活性化、農業や食への理解を促す地域の一大イベントとなっています。
CM実習「伏見まちづくりプロジェクト」の受講生とCM学科有志学生は、京都文教大学の学生さんと一緒に、700人以上の方々が集まった今年の「向島田んぼラグビー」の運営をお手伝いしました。学生たちは、参加チームの受け付け、田んぼの中での得点掲示、試合の時間管理、選手へのインタビュー、子供向けのどろんこ遊び、試合終了後の後片付けや清掃といった大会運営を、実行委員やMCの地元ラジオ局FM845の方々をサポートしながら務めました。
大会運営サポートに加えて、龍大生は昼の休憩時間に子供向けの「脱炭素」に関する「〇✕クイズ」を行いました。「伏見まちづくりプロジェクト」は京都伏見で環境にやさしく楽しいまちづくりを目指して活動しており、その一環で京都市が積極的に進める「脱炭素」につながる意識向上のため、今回のクイズを企画したものです。
「〇✕クイズ」は「早寝をするとエコにつながる—〇か✕か?」といった質問を出し、子どもたちに田んぼの中の「〇」「✕」エリアに移動してもらうというものです。学生MCが音楽にのせて正解を発表すると田んぼから歓声が上がり、参加した子どもたちは楽しんでくれたたようです。参加した子供たちにも周囲で聞いていた大人たちにも、脱炭素・地球温暖化防止への意識を少しでも持ってもらえたらと願っています。
今回の「向島田んぼラグビー」への参画を通じて、学生たちは多くのことを学びました。クイズや大会運営サポートでも改善できる点はありますが、自分たちでアイデアをだして準備し実行した企画は代え難い経験です。
また地域の有志を中心に優れたリーダーシップ、フォローワーシップを発揮して多くの人たちを巻き込み、この大きなイベントを成功させる「向島田んぼラグビー」実行委員会の方々の地域への思いや実行力から学べることもたくさんありました。
子どもも大人も女性も男性も一緒に泥だらけになって笑い合い、楽しめる田んぼラグビーに、学生たちも参加する機会をいただき、楽しめたこともなによりでした。
龍大生を熱く優しく受入れてくださった「向島田んぼラグビー」実行委員会やFM845の皆さま、学生の2カ月近くにわたる「〇✕クイズ」の準備で、地球温暖化や京都市の脱炭素の取り組みについてご指導いただいた実習の連携・受入先の「京都市環境保全活動推進協会」の皆さま、大会運営に一緒に関わらせていただいた京都文教大学の皆さまに、この場を借りて心よりお礼申し上げます。
なお、一部の写真は「向島田んぼラグビー」実行委員会よりご提供いただきましたことを申し添えます。
なお、龍谷大学は、二酸化炭素排出を実質ゼロとする「ゼロカーボンユニバーシティ」の達成などを通じて持続可能な社会の実現を目指す「龍谷大学カーボンニュートラル宣言」を2022年に発出しています。本学深草キャンパスが所在する伏見エリアは、京都市が実施する「脱炭素先行地域」事業の中心とされており、本学はその取り組みに参画し、脱炭素ライフスタイルへの行動変容を促進する取り組みなどを通じて、企業や地域等の脱炭素を牽引する「グリーン人材」の育成を目指しています。
今後は龍谷大学のこうした取り組みと「伏見まちづくりプロジェクト」の活動を連携させて脱炭素の取り組みに貢献しながら、2025年度の深草学舎移転後には社会学部の「地元」となる伏見地域とのつながりを生かして、学生に魅力ある実習を創っていきます。