2024.07.01
アカデミック・スカラシップ奨学生 表彰状授与式(2年生)を実施【文学部】
本学では、学部2~4年次生の学業成績・人物が特に優秀な学生を対象に「アカデミック・スカラシップ奨学生(在学採用型)」の制度を設けています。
2024年度採用された2年次生を対象に、表彰状授与式が深草学舎にて2024年6月25日(火)に実施されました。
授与式では、学生生活主任の手嶋 泰伸先生から賞状が授与されました。
賞状授与後、手嶋 泰伸学生生活主任からお祝いの言葉が贈られました。
「アカデミック・スカラシップ奨学生に選出された皆さん、おめでとうございます。
文学部においては、このアカデミック・スカラシップ奨学生は、GPAをもとに総合的に選出されています。つまり、皆さんのこれまでの学業成績が高く評価されて、この度の授与につながったわけです。皆さんのこれまでの勉学に対する姿勢に、敬意を表します。
ただ、おそらく皆さんは、このアカデミック・スカラシップ奨学生に選出されるために、普段の学業を頑張っておられるわけではないでしょう。アカデミック・スカラシップ奨学生のへの選出が目的であったはずはなく、今回の授与は、あくまでも皆さんの普段のがんばりの結果です。皆さんに学びたいという気持ちがあり、それゆえにひたむきに頑張ったからこそ、今回の授与につながったのです。
皆さんがアカデミック・スカラシップ奨学生に選出されたことは、皆さんの頑張りの結果ですから、ぜひ自分の普段の努力を誇り、自信につなげてください。ただ、それと同時に、学業の結果として得られる利益よりも、学びたい、知りたいという、学業の初発にある知的好奇心をこれからも大切にしていってください。
アカデミック・スカラシップ奨学生に選出された皆さんは、人から「なぜ学ぶのか」と問われたとき、どのように答えますか?単純な四則演算ができれば、中学校以降に学ぶ数学や物理などなくとも生活するには困らないという理屈は、確かに間違っていません。ですが、学んだ結果、見えてくる世界の広さと深さを味わうと、学ばなくても良いとは絶対に思えなくなります。利益のために学ぶことは、極端に言えば、誰にでも可能です。しかし、そうした経済的な利益が理由でなくとも学べる人は、学ぶ楽しさを知っている人、世界の広さと深さの一端に触れることのできた人です。そのことは、皆さんをより一層輝かせます。
このアカデミック・スカラシップ奨学生の制度を活用し、今後も存分に学んでください。知的好奇心に、皆さんの身をゆだねてください。龍谷大学文学部も、皆さんの知的好奇心を満たせるよう、全力を尽くします。
本日は、誠におめでとうございます。」
奨学生には給付対象者となったことを励みに、より一層の飛躍を期待しています。