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2024.07.04

農学研究科1年生の大泉さんが2年連続U23カヌーマラソン日本代表に選出されました【農学部】

 5月11日「全日本カヌーマラソン選手権大会」が京都府京丹後市久美浜湾カヌー競技場で行われ、農学研究科1年の大泉 凌さん が全体8位の成績を収めました。今大会は海外派遣選手選考会を兼ねており、選考の結果、見事、U23日本代表に選出されました。

 昨年度に続き、2年連続で今夏クロアチアで開催される「世界カヌーマラソン選手権大会」へ出場します。

 昨年度、初めて世界大会を経験した大泉さんは世界トップクラスのカヌー技術に衝撃を受けました。特に世界との実力差を感じたのは、他の選手の後ろについて、波を利用する技術でした。海外選手の体格を活かしたパワーだけではなく、圧倒的な技術に世界との差を思い知らされました。

 一方で、表彰台に上がった選手の中には、小柄な選手もおり、小柄な大泉さんにとって技術を磨けば、世界のトップ選手と戦えるということを確信した大会にもなりました。

 これまで大泉さんの練習方法は、がむしゃらに1人でカヌーを漕ぎまくるというものでした。しかし、海外選手の技術に追いつくためには、個人練習に限界を感じたため、他大学のカヌー部に自らお願いし、練習に混ぜてもらい、1人ではできなかった練習に数多く取り組みました。時には、京都の大学だけでなく、福井まで出かけ、技術を磨きました。

 そして迎えた選手権では、悪天候もあり、難しいコンディションでしたが、見事に代表権を勝ち取りました。今年から大学院に進学した大泉さんは、高校カヌー部の食事調査に関する研究をされています。毎日研究で忙しく、なかなかカヌーの練習時間を確保することが難しい中、空いた時間を活かして、練習を重ねている大泉さん。昨年の世界選手権の経験を生かし、練習方法や環境を大きく変えたことを振り返り、「1年間磨いてきた技術を世界選手権では試したいです。世界のトップ選手と先頭争いをしたいです!」と意気込みを語ってくれました。

 世界選手権での活躍を期待しています!!


昨年の世界選手権後の様子


昨年の世界選手権の様子


2024年 日本選手権後の練習の様子