2024.07.18
【こども教育学科】「素敵」を探す観察プログラム
「保育実習指導Ⅰ」では、こどもたちの「有能さ」を「観る」ことのできる保育者をめざして、深草キャンパスのなかの「素敵」を探す観察プログラムが行なわれました。
ごみの種別によって色分けされ、ピクトグラムによって表示されているごみ箱に着目することは、リユース・リデュース・リサイクルの環境負荷を低減する試みについてのリサーチ活動へと進展し、こうしたごみ問題をこどもたちにどのように伝えればよいのかという保育者視点から、『ポリぶくろ、1まい、すてた』や『もったいないばあさん』といった絵本の紹介へと展開しました。学生たちにとって憩いの空間となっているキャンパス内のさわやかな緑の芝生への着眼から、季節の変化の体感、ケガの予防や外遊びの増加など、こどもの育ちにとっての芝生の意味・機能について考察し、さらに、学生生活における不安や悩みを抱えた学生もスタッフとしてはたらく「Café樹林」に注目し、誰をも排除しない、誰にとっても居心地のいい場所づくりの大切さを、学生たちは考察しました。
学生たちは、生活を構成している環境への真摯な観察を通して、適切な保育・幼児教育について、そして、さまざまな社会課題に応答的に挑戦していく保育者について議論しました。保育者をめざす学生たちは着実に歩を進めています。