2024.08.05
「農作物栽培のウソ?ホント?」~相愛中学校へアグリカフェを実施~
7月26日(金)、相愛中学校にてアグリカフェを実施しました。
「農作物栽培のウソ?ホント?」をテーマに、農学科の玉井 鉄宗准教授が相愛中学校の学生にアグリカフェを行いました。一般的に、有機肥料は「善」で化学肥料は「悪」、と思われていますが、本当にそうなのか様々なデータや事例を基に講義を行われました。玉井准教授から学生へ、私たちは限られた情報やイメージから物事の善悪を判断しがちという切り口から、思い込みの激しい自分に気がつき、冷静で客観的な科学的視点を持つことが大切というお話をされました。
また講義後半には、簡易水耕栽培装置の作成に取り組みました。スーパーで売っているタッパーとスポンジを用いて、学生たちはリーフレタスの栽培に挑戦しました。爪よりも小さなリーフレタスの種の小ささに驚きながら、みんな楽しそうに水耕栽培装置作成に取り組んでいました。
今後も、農学部では、「食」や「農」に関する内容を実験や体験をとおして、中・高校生の研究や学びへの意欲を醸成する取り組みを行ってまいります。
【学生の感想】
・今までいいと思っていた有機野菜が実はそうでないということや人間の思い込みによって対立が生まれてしまうことに関心を持ちました。
・日頃よく食べる野菜は、色んな工夫が凝らされていると知ることができました。
・最近農薬で健康被害が出ることが多いので、様々なことを知識として知ることができてよかったです。
・実際に水耕栽培の簡易セットももらえて、夏休みはいろいろ挑戦したいと思いました。
・真実を化学で知るという普通では出来ない経験をさせて頂いたことで農学への関心が高まりました。