2024.08.23
政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト 第3回フィールドワークを実施【政策学部】
2024年8月17~18日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクトの2024年度第3フィールドワークに学部生8名、石倉研准教授、櫻井あかね実践型教育プランナーが参加しました。今回のフィールドワークでは、塔下班が企画したイベント「レッツ!スタディ!! Bambooooo!!!」を実施しました。
■8月17日
前日から現地に入って、安乎町の竹林であわじ里山プロジェクトの辻さんと竹を刈り水鉄砲や竹皿を準備。夏はやぶ蚊が多く竹林に入りづらいため、イベント会場はウェルネスパーク五色夢工房を選びました。
■8月18日
イベント当日は、五色町内の小学校などでチラシを配布した成果があり、小学1~6年生の児童13名と保護者2名に参加いただきました。洲本プロジェクト生自作の「竹マスターへの教科書」を読みながら、竹の歴史や放置竹林について学びます。昔はいろいろな場所で竹が使われていたけれど、今はプラスチック製品や金属に替わったこと。そのため、手入れが行き届かず放置される竹林が増え、獣害や景観悪化、土砂崩れなどを起こしていることを伝えます。
時折クイズを入れながら、子どもたちが積極的に発言できるよう工夫したおかげで楽しい雰囲気に。竹を使って何が作れるかを聞いたところ「椅子、槍、水筒、紙、鉛筆、お皿、お茶、服、屋根、家、展望台、風呂、ロボット、冷蔵庫」など次々とアイデアが出されました。
実際のものづくりでは、水鉄砲にドリルで穴を開ける作業を子どもたちにしてもらいました。そのあとは本日のメインであるバンブークーヘンづくり。生地を竹の筒にたらし落ちないように回しながら焼くのですが、焦げないように且つしっかり火を通すのはコツがいります。半焼けのまま層を重ねると、生地の重みで剥がれ落ちるハプニングが。「あ~残念!! …もう1回作ろう」と再チャレンジするチームもありました。
食後は、今日学んだことや感想を教科書に書きこみ、最後に「竹マスター認定証」を渡す授与式で締めました。この賞状は、大同印刷所の大西さんに協力いただき、幼竹の皮を原料にした和紙で作られています。夏休みの自由研究として熱心に写真を撮る子どもたちがいたので、学校で発表してもらえると嬉しい限りです。