2024.09.17
「政策実践・探究演習(国内)」南丹プロジェクト夏期合宿を実施【政策学部】
2024年9月14日(土)〜15日(日)の2日間、「政策実践・探究演習(国内)」南丹プロジェクトの学生7人(2、3回生)、教員1名(大石尚子教授)が、フィールドとなる京都府南丹市日吉町世木地域で合宿を実施しました。
1日目午前は昨年度から続けている納豆餅の商品化のため、先駆的に取り組まれている(有)山国さきがけセンター(京都市右京区京北町)を訪問し、納豆餅製造ラインの見学と実際に納豆餅づくりを体験しました。日頃から納豆餅について考えてきて問題意識の明確な学生にとっては、多くのノウハウが得られました。
午後は男女共同参画基本法を契機に林業界の知識を深め、女性が男性と同じ立場で参画するために発足した女性林業研究会「樹々の会」の一瀬裕子さんから活動への思いをお聞きし、会メンバーのみなさんと京北の資源を使った商品開発アイデア出しワークショップを実施。クロモジを使ったアロマ製品など、若い学生ならではのアイデアがたくさん出されました。
そのあと活動フィールドである南丹市日吉町世木地域に移動し、4月から現在までの活動の成果と課題について、世木地域振興会の皆さんに報告し、今後の活動についてミーティングを行いました。
2日目は朝8時から日吉町生畑にある「日良し米」の圃場に集合し、この地域で継承されてきた高稲木の組み立てのお手伝いと、伝統的な技術の次世代への継承のため組み立ての工程を映像に収めました。長さ約4間、高さ8段の高稲木が完成しました。
高稲木の組み立てと同時進行で稲刈りも体験しました。バインダーという機械で稲を刈り、結束された稲の束を拾って稲木に掛けていきました。3時間ほどで稲刈が完了しました。
今後、南丹プロジェクトでは「日良し米」と納豆餅の販売、地域資源を1年間のカレンダーに整理し、グリーン・ツーリズムのプランを考案する活動を、世木地域振興会の皆さんとともにすすめていきます。11月30日(土)には、世木地域を舞台にした映画(監督:田中大志さん)の上映会と開発商品のお披露目のためのイベントを龍谷大学深草町家キャンパス(京都市伏見区)で開催予定です。