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2024.10.01

研究科修了生の調査結果を国際協力機構(JICA)草の根技術協力セミナーで報告【経済学部・経済学研究科】

JICA草の根技術協力事業「ベトナム中山間地域の少数民族農村におけるアグリツーリズムを導入した生計向上モデル事業」の一環で、2024年9月27日に茨城県笠間市地域交流センターともべで開催された笠間市民交流セミナーで、本年9月に本研究科で経済学修士を授与されたNGUYEN THI ANH LINH(グェンティ アインリン)さんの修士論文の概要が紹介されました。当日は、JICA関係者のほかに、山口伸樹笠間市長、ベトナムソンラ市副市長・農業農村開発局関係者など多くの参加者がありました。
報告内容は、JICAの委託を受けてNPO法人国際農民参加型技術ネットワークが、笠間市とベトナムソンラ市との協力で実施してきた技術協力について、プロジェクトの参与観察や地域住民への聞き取り調査を行うとともに、政府や企業が公表している観光動向データと合わせて、ソンラ市におけるアグリツーリズムの現状と可能性を分析したもので、草の根技術協力の効果と可能性とともに、留意点に言及したものでした。
臨席したNPOやJICA関係者からは、アグリツーリズムの導入による6次産業化や都市農村の経済格差克服の可能性が理解でき、今後の交流の継続に役立てたいとの感想が述べられました。


セミナーにおいてLINHさんの研究内容を紹介する本研究科西川芳昭教授


調査中にベトナムソンラ市において少数民族の衣装を経験しているLINHさん(写真後列中央)