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2024.10.02

石原ゼミが台湾フィールドワークを実施【政策学部】

2024年9月11日から15日の5日間、石原ゼミの学生16名(3年生15名、大学院生1名)と教員1名(石原凌河准教授)が台湾にてフィールドワークを行いました。


初日に訪問した士林市場での集合写真


9月12日は、国立曁南国際大学の陳皆儒先生と林怡資先生にお世話になり、国立曁南国際大学の学生とともにフィールドワークと研究交流会を開催しました。
まず、台風で被害を受けた南投県仁愛郷を訪問し、台風被害からの再建の様子や当時の状況を住民の方から説明していただき、被害の甚大さを学びました。


住民の方からの台風被害からの再建に関する説明の様子


午後からは、ペーパードーム(紙教堂)を訪れました。
ペーパードームとは、建築家の坂茂氏が、1995年阪神・淡路大震災後、カトリックたかとり教会のために臨時の礼拝に用いる集会場として紙管を使用した教会です。日本と台湾の交流が実って完成したペーパードームを訪問し、神戸と台湾の被災地同士のつながりの重要性を学びました。
そして、国立曁南国際大学に戻り、石原ゼミで日頃取り組んでいるプロジェクト(防災教育、地域防災、交通)の学習成果を報告をしました。
中国語に翻訳したパワーポイントを作成し、大学院生に通訳してもらいながら、国立曁南国際大学の学生の前で発表を行いました。


国立曁南国際大学での研究報告の様子


9月13日は、大雁生態觀光農業園區の陳理事長から日月潭流域の伝統紅茶農園を案内してもらい、紅茶の製造の様子を見学することができました。
その後、理事長のお宅を訪問させていただき、アッサムのアイスと紅玉紅茶、阿薩姆紅茶をご馳走になりました。


大雁生態觀光農業園區での伝統紅茶農園の説明の様子


台湾の観光地としても有名な日月潭にも訪問し、遊覧船にも乗りました。
遊覧船からの景色は最高で良い思い出になりました。


9月14日は、国立台湾海洋大学の楊名豪先生にお世話になり、国立台湾海洋大学の学生とともにワークショップとフィールドワークを行いました。
ワークショップでは、日本と台湾の地方創生のあり方について両大学の学生同士で議論を交わしました。


国立台湾海洋大学の学生とのワークショップの様子


フィールドワークでは、国立台湾海洋大学がある基隆市街地や漁村地域を訪問し、台湾の伝統漁業について住民の方から説明していただきました。
また、台湾海洋大学の学生の方々に案内していただき、九份を訪れました。九份はジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台に似ていると言われている斜面に広がっているまちで、歴史ある街並みや美しい景色が広がっています。九份には日本統治時代に建てられた古い建物が多く残っていることから、日本のどこか懐かしい雰囲気が漂うことを感じることができました。

今回のワークショップやフィールドワークを通して、台湾海洋大学の学生の方々とも親睦を深めることができました。


九份のフィールドワークでの集合写真


石原ゼミでは今後も台湾をはじめとする海外での学びを大切にしながら、防災や交通に関するフィールドワークを継続していきます。
今回のフィールドワークでは国立曁南国際大学・国立台湾海洋大学の方々には大変お世話になりました。改めて御礼申し上げます!