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2024.10.02

先端理工学部の木村 睦 教授の研究プロジェクトがJST「戦略的創造研究推進事業 情報通信科学・イノベーション基盤創出(CRONOS)」に採択【REC滋賀】

本学先端理工部の木村 睦 教授が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の2024年度戦略的創造研究推進事業 情報通信科学・イノベーション基盤創出(CRONOS)に採択されました。

JSTは、数々の大きな学術研究費の配分を行なっている組織です。
本プログラムでは、Society 5.0 以降を見据えた未来社会における大きな社会変革を実現可能とする革新的な情報通信技術の創出と、革新的な構想力を有した研究人材育成に取り組み、日本の情報通信技術の強化の実現を目指し、情報通信科学の常識を変えるビジョンがあり社会問題への大きなインパクトをもたらす挑戦的な目標(グランドチャレンジ)を設定、基礎研究と応用研究の垣根を越える運用スキームにより、社会変革につながる基盤研究とその成果の概念実証(POC:Proof of Concept)等を促進します。
このためために、JSTにおいて「戦略的創造研究推進事業」という新たな事業が創設され、特に優れた研究提案に対して、原則6年、更なる審査を経て採択されると「移行研究」としてスパイラルアップする枠組みが本年度より作られました。



第1回目となるのこの戦略的創造研究推進事業の公募には、147件の応募、18件の採択となり、先端理工学部電子情報通信課程の木村 睦 教授による「材料・デバイス・システム協調研究の超脳ニューロモルフィック」と題する研究プロジェクトも採択されました。

採択者一覧

https://www.jst.go.jp/kisoken/cronos/dl/2024/press-01.pdf

<木村睦教授からのコメント>
材料・デバイス・システム協調研究で、超脳(脳を超える)ニューロモルフィックシステムとして、メモリスキャパシタ・スパイキング計算原理によるトランスフォーマを研究します。Society 5.0で懸念のビッグデータ解析・大量データ通信に要する莫大な電力消費を1/100へ削減します。日本の優れた材料・製造技術を武器とし、集積化・システム・アプリケーションの不利な状況を払拭し、エレクトロニクス業界の最後の大逆転につながることを夢見ます。