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2024.10.09

京都フードテックエキスポ2024にてブース展示・セミナー登壇

 2024年10月3日(木)、4日(金)にけいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)で開催された、「京都フードテックエキスポ2024」に出展しました。
 本イベントは、京都府等が主催し、京都の食文化、京野菜に代表される食材、食に関連する最先端技術の融合を目指す展示会です。長い歴史とともに培われた京都の食品加工技術及び国内外の食に関する最先端技術を紹介するとともに、最先端のフードテックに京都の食文化のエッセンスを加えた京都ならではのフードテックの創出につながる出会いの場をつくることも目的としています。
 今年度は40社近くの企業、大学、研究機関等が出展し、本学からは、以下の研究シーズの展示を行いました。

 展示テーマ:「新たな米の食味評価指標の開発と良⾷味⽶⽣産の可能性」
       「水道に直結したフロー式プラズマ発生装置による窒素肥料の製造」

 研究者(教員):農学部 農学科 准教授 玉井鉄宗



研究紹介(一部)

また今回、同展示場内で開催されたセミナーに玉井先生が登壇し、研究内容をプレゼンしました。

セミナーテーマ:「お米のおいしさは何で決まる?~おいしさの新たな指標を考える~」
        ※実際のセミナーの様子はこちら

 【概要】
  お米のおいしさについて、これまでの伝統的な評価基準に加え、新たな評価指標を
  考えることで、これからのお米作りの可能性を探ります。
  ・お米の美味しさを決める新たな指標とは?
  ・消費者に美味しいお米を届けるには?
  ・稲妻が肥料を作る?!
 【玉井先生のコメント】
  従来、美味しいお米を作る主な条件は、タンパク質含量が低いことであるとされて
  います。しかし、そのためには窒素肥料を制限する必要があり、現象として低収量
  を招き、高温障害を受けやすくなっています。今回、新たな精度の高い指標として
  α-グルコシダーゼ活性を見出しました。現在、この指標を用いて、米の⾷味専⾨家
  を擁する企業様との共同研究等により美味しいお米の⽣産の可能性を探っています。

  セミナー終了後には、参加者との積極的な質疑や意見交換が執り行われました。



イベントHPはこちら
【日時】2024年10月3日(木)、4日(金)
【会場】けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)
【主催】京都府
【同時開催】京都スマートシティエキスポ2024