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2024.10.28

研究者が文学部の学びの魅力を地域へ発信 第23回文学部コモンズカフェを開催(参加費無料)テーマ:『源氏物語』は予言するか?─夕霧と源師房を中心に─

開催日時:11月5日(火) 12:35~13:05
実施方法:オンライン実施  ※一部の学内者は対面で参加できます

 

【本件のポイント】

  • 龍谷大学内外の研究者が研究内容をわかりやすく解説し、学生や教員との相互交流や、地域への文学部の学びの魅力の発信するカフェイベント「文学部コモンズカフェ」を開催
  • 第23回では、現在放映中のNHK大河ドラマ「光る君へ」でもメインテーマとなっている『源氏物語』を題材に、龍谷大学 文学部 日本語日本文学科の安藤 徹 教授が、「『源氏物語』は予言するか?─夕霧と源師房を中心に─」をテーマに、源氏物語のもつ魅力、ひいては文学の持つ魅力に迫る。

 

【本件の概要】
 文学部コモンズカフェとは、2018年に大宮キャンパス東黌にラーニングコモンズが設置されたことを契機として、学生や教員との相互交流や、地域への文学部の学びの魅力の発信を目的に実施しています。
 今回開催する第23回文学部コモンズカフェでは、安藤 徹 教授が、「『源氏物語』は予言するか?─夕霧と源師房を中心に─」をテーマにお話しします。
 『源氏物語』の夕霧は、光源氏と葵の上とのあいだに生まれ、母方の左大臣家(藤原氏の名門)で育てられました。彼は光源氏家を継ぐべき人生を歩むとともに、左大臣家にとっても重要な存在となっていきます。こうした夕霧のありようは、『源氏物語』成立後に活躍した源師房(1008—1077)を彷彿とさせるところがあります。彼は村上天皇第七皇子の具平親王の子であり、かつ藤原道長の嫡男・頼通の養子(いわゆる他姓養子)になり、頼通の異母妹と結婚しました。このように藤原摂関家の一員に位置づけられつつ、村上源氏の嫡流である中院流の祖となった師房の人生を先取りするかに見えるのが、虚構の人物である夕霧なのです。
 この夕霧に注目しつつ、文学は予言するか、考えてみたいと思います。

 

1.講演者:文学部 日本語日本文学科 安藤 徹 教授
     【専門分野】日本古典文学(とくに『源氏物語』を中心とした平安朝文学)
     https://www.let.ryukoku.ac.jp/teacher/ando.html
2.テーマ:「源氏物語」は予言するか?─夕霧と源師房を中心に─
3.申込等:以下、URLの申し込みフォームから11月1日(金)17:00までにお申し込み

     ください。    
     https://forms.office.com/r/eWQYa3rps3
     ※申込者に、参加URLをお知らせいたします。参加費無料


問い合わせ先:龍谷大学 文学部教務課 野村
Tel 075-343-3317 let@ad.ryukoku.ac.jp https://www.let.ryukoku.ac.jp/inquiry.html