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2024.10.28

【吹奏楽部】全日本吹奏楽コンクール金賞受賞(5大会連続・通算15回目の金賞受賞)

 2024年10月26日、第72回全日本吹奏楽コンクール(主催:全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社 場所:札幌コンサートホール Kitara)大学の部に本学吹奏楽部が関西代表として出場し、5大会連続、通算15回目となる金賞を受賞しました。

 今大会、課題曲は酒井格作曲 「メルヘン」、自由曲はジョン・マッキー作曲 交響曲「ワインダーク・シー」を選曲。課題曲の作曲者である酒井格さんとは、2002年のコンクールで本学吹奏楽部が自由曲を委嘱して以来、コンクールにおいて酒井先生の作品を8度取り上げ、全国大会で演奏してきました。今回のコンクールでは、2011年以来の酒井先生の作品での演奏となりました。
 自由曲の交響曲「ワインダーク・シー」は、ジョン・マッキー氏の作品で3大会連続で同氏の作品でコンクールに臨みました。同作品は古代ギリシャ神話『オデュッセイア』をテーマにした全3楽章にわたる一大抒情詩。30分にわたる大曲を時間制限のあるコンクールにて演奏するにあたり大幅に曲をカットしてコンクールに臨みました。

 コンクールでは、200名を超える部員からメンバーに選出された55名が演奏の舞台に立ちました。本番は高い集中力で、若林監督の指揮にメンバーがひとつになり、ダイナミックで躍動感溢れる素晴らしい演奏を披露しました。本学吹奏楽部らしい多彩なサウンドと高度なテクニックを土台とした音楽表現により奏でられた演奏は、聴き手にコンクールという場を忘れさせ演奏会を彷彿させるような雰囲気をも醸し出していました。


〇小林 明かり 幹事長(4回生)のコメント
 10月26日に北海道札幌市で行われた第72回全日本吹奏楽コンクール大学の部で金賞をいただくことができました。この賞をいただけたのも日頃からご支援いただいている皆様おかげです。ありがとうございます。

 今年のコンクールは予想外の連続でした。関西大会前に指揮者の交代が生じ、それに伴うメンバー変更や大会直前合宿の大幅予定組み替えなど、部全体が不安や混乱を抱えたまま落ち着くことがなく関西大会の本番当日を迎えることになりました。
 私自身4回生となり、大学生活最後のコンクールで、こんな経験は一生に一度しかない、練習に励んでいる部員のために出来ることを、と考え、私ができることは何でもするという姿勢で取り組んできました。関西大会の結果、全国大会に出場できることとなり、本当にうれしかったです。

 10月に入り全国大会への練習が本格的にスタートしましたが、体調不良者が続出し、練習にメンバーが集まらない中で、集中した練習ができない状態が続きました。このままだと今年の金賞受賞は厳しいのではないかという危機感を幹部を中心に抱きはじめ、心が折れそうになることも多々ありました。
 しかし、このメンバーで大会に出られるのは今回限り、たくさんの試練を乗り越えた私たちにしか奏でられない音楽があると信じ、日々の練習に励みました。

 全国大会本番当日、若林監督から「演奏会を楽しむようにいつも通りの演奏で。」と言葉をかけられました。
 緊張感のあるコンクール本番の舞台で普段と同じパフォーマンスをすることは難しいことですが、監督からの言葉でメンバーの士気も上がり、本番まで良い雰囲気で持っていくことができました。本番会場についてからは慌ただしく、演奏まであっという間でした。誰一人欠けても成り立たない龍吹サウンド。聴いていただけた皆様に私たちの想いも含めてお届けすることができたと思います。
 結果は念願の「金賞」。結果発表後は涙を流している部員も多く、皆で喜びと感動を分かち合いました。

 11月には地域等からの依頼演奏、12月には定期演奏会が控えています。
 皆様のご支援のおかげでこのような活動ができていることに感謝し、聴いてくださる方々を笑顔にできる音楽を届けて参ります。

 今後とも龍谷大学吹奏楽部の応援よろしくお願いいたします。


【第51回定期演奏会】
日程 2024年12月27日(金)
開演 18:30 開演(17:30開場)
客演 岡本哲氏(トロンボーン奏者)
会場 ザ・シンフォニーホール

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