2024.12.16
第14回矯正・保護ネットワーク講演会を開催
12月14日、龍谷大学矯正・保護総合センター主催の第14回矯正・保護ネットワーク講演会を龍谷大学深草学舎(京都市伏見区)において開催しました。
この講演会は、センターの社会貢献活動の一環として、2011年度から実施しているもので、矯正・保護の実務家や関係する行政機関、民間団体、企業家、専門職の方々、地域の方々など、矯正・保護の問題に関心を寄せる人々に対して、それぞれの思索と相互理解を深めるため、議論・研修の場を提供することを目的としています。
今年度は、2000年5月に西鉄バスジャック事件に遭遇し重傷を負い、その後、子どもたちの居場所をつくる活動に邁進する傍ら、犯罪被害者として加害者と関わりながら子育て・人権について全国各地で講演活動を行っている山口由美子さんをお招きし、以下のとおり講演会を開催しました。当日、220名を超える方が参加し、講演会は盛況のうち無事終了することができました。
講演会では、山口様自身が被害にあった事件の概要や当時の様子などをお話しいただくとともに、事件後、犯罪被害者として加害者と関わりながら、様々な人たちとの出会いを通じて、どのような生き方、経験をされてきたかを語っていただきました。矯正・保護の問題に関心を寄せる参加者にとって、これらの話は心に響く内容であったと思います。
講演会終了後、参加された方から「講演内容がとてもよかった」とのお褒めのお言葉をたくさんいただきました。
今回の講演会の内容につきましては、2025年9月発行予定の「龍谷大学矯正・保護総合センター通信第18号」に掲載する予定です。会場にお越しになれなかった方は先のセンター通信をご覧いただければ幸いです。(センター通信の送付をご希望の方は、センターHPからお申込みください)
<当日の内容>
総合司会
古川原明子(龍谷大学矯正・保護課程委員会委員長/同法学部教授)
13:30 開演
挨拶・趣旨説明・講演者紹介
浜井浩一(龍谷大学矯正・保護総合センター長/同法学部教授)
13:40 講演
<講演者>
山口由美子さん(不登校を考える親の会「ほっとケーキ」代表)
<演 題>
「再生~西鉄バスジャック事件からの編み直しの物語~」
14:40 質疑応答
15:00 閉会