Need Help?

News

ニュース

2024.11.12

研究者が文学部の学びの魅力を地域へ発信第24回文学部コモンズカフェを開催(参加費無料)テーマ:その「違和感」を学問する―良妻賢母主義教育を批判した男性経済学者河田嗣郎の試み―

開催日時:11月19日(火) 12:35~13:05
実施方法:Zoomによるオンライン実施  ※一部の学内者は対面で参加できます

 

【本件のポイント】

  • 龍谷大学内外の研究者が研究内容をわかりやすく解説し、学生や教員との相互交流や、地域への文学部の学びの魅力の発信するカフェイベント「文学部コモンズカフェ」を開催
  • 第24回では、龍谷大学 文学部 哲学科 教育学専攻の 亀口 まか 教授が、「その「違和感」を学問する―良妻賢母主義教育を批判した男性経済学者河田嗣郎の試み―」をテーマに、明治末期から昭和戦前期の経済学者である河田嗣郎に焦点をあてて、同時代の「婦人問題」について検討します。

 

【本件の概要】
 文学部コモンズカフェとは、2018年に大宮キャンパス東黌にラーニングコモンズが設置されたことを契機として、学生や教員との相互交流や、地域への文学部の学びの魅力の発信を目的に実施しています。
 今回開催する第24回文学部コモンズカフェでは、亀口 まか 教授が、「その「違和感」を学問する―良妻賢母主義教育を批判した男性経済学者河田嗣郎の試み―」をテーマにお話しします。
 明治末期から昭和戦前期の経済学者河田嗣郎という人をご存じでしょうか。山口で生まれ、京都帝国大学の門をくぐり、新聞記者を経て、京都帝大教員、のちに大阪商科大学学長となるなど、京都、大阪を中心に関西で活躍した人です。河田は同時代の男性研究者では珍しく、男女同権の立場から教育、家族、労働をめぐる数多くの「婦人問題」論を展開しました。とりわけ、当時の女子中等教育の教育理念であった良妻賢母主義教育を批判し、女性には事実上門戸が閉ざされていた高等教育の機会均等を提唱したところに男女同権論の徹底ぶりがうかがえます。本報告では、学問のテーマでさえなかった「婦人問題」を自らの研究関心に据えていった河田の研究人生を、同時代の交流や論戦を通じて辿ります。ご参加のみなさんと学問することについて共に考えを深める時間となれば幸いです。

 

 

1.講演者:文学部 哲学科 教育学専攻 亀口 まか 教授 

                      【専門分野】社会教育史 ジェンダー研究
       https://www.let.ryukoku.ac.jp/teacher/kameguchi.html
2.テーマ:その「違和感」を学問する

                               ―良妻賢母主義教育を批判した男性経済学者河田嗣郎の試み―
3.申込等:以下、URLの申し込みフォームから11月18日(月)17:00までに
      お申し込みください。    https://forms.office.com/r/v7DvqfxvDK
                       ※申込者に、参加URLをお知らせいたします。参加費無料

 


問い合わせ先:龍谷大学 文学部教務課 野村
Tel 075-343-3317 let@ad.ryukoku.ac.jp https://www.let.ryukoku.ac.jp/inquiry.html