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2024.11.18

社会活動家・幾田桃子氏と龍大生がジェンダー平等の意味を学生と共に考えるディスカッション形式講演会を11/26開催

龍谷大学 ジェンダーと宗教研究センター主催
日時 2024年11月26日(火)13時30分~15時
場所 龍谷大学大宮キャンパス 西黌2階 大会議室(※メディア参加可能・要申込)

 

【本件のポイント】

  • 「働く―ジェンダーと重圧・社会進出について」をテーマに、参加学生と共にジェンダー平等の真の意味に迫るディスカッション形式講演会を開催
  • ジェンダーを基軸とした宗教研究拠点である本学の「ジェンダーと宗教研究センター(GRRC)」※1による企画で、今年で2回目の開催
  • 前回の参加学生の中には幾田桃子氏との対話・交流を通じて好影響を受け、自身のプロジェクトを立ち上げたり、学内の活動に積極的に参加したりするなどの変化も

 

【本件の概要】
 仏教では互いの違いを認め合い、自分らしく輝ける多様性豊かな世界を目指すべきだと説かれています。また、社会や文化と深く関わる宗教は、社会におけるジェンダーの在り方を形成し、維持、変容に影響を与えてきた要素のひとつと言えます。しかし、日本の政界、経済界、宗教界においてジェンダー平等の実態は進んでいるとは言い難いのが現状です。21世紀の世界がジェンダー平等に向かうなか、ジェンダーギャップ解消が進まない「ジェンダー後進国・日本」の理由はどこにあるのでしょうか。
 今回の講演会では、好評を博した昨年に引き続き、デザイナー、社会活動家、教育者、芸術家として、国内外の様々な場で活躍されている幾田氏と千々松氏をお招きし、働くことについて、ジェンダーの観点から重圧と社会進出について、ディスカッションを通じて参加者全員で考える機会とします。
 また、今回のテーマ「働く―ジェンダーと重圧・社会進出について」は、これから社会に出る学生の視野を広げることを企図したものです。日本には、女性の社会進出を阻むものがあるのと同時に、男性が理不尽だと感じることもあること、さらには男女二元論での見方に、LGBTQの方が戸惑いや理不尽さを感じることも含めて、多様な視点から幅広く議論したいと考えています。

 

【イベントの概要】
名称:「幾田桃子氏・千々松由貴氏ディスカッション形式講演会 第2弾
日時:2024年11月26日(火)13時30分~15時(13時15分開場)
場所:龍谷大学大宮キャンパス 西黌2階 大会議室
   (京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1)
テーマ:「働くージェンダーと重圧・社会進出についてー」
内容:①13:30~14:00 登壇者自己紹介・趣旨説明  ②14:00〜15:00 ディスカッション
対象:ディスカッションに積極的に参加できる本学学生(先着30名)
   ※メディア参加可能・要申込
司会:水尾 文子(本学文学部・教授)
URL:https://grrc.ryukoku.ac.jp/news/news-544/
主催:龍谷大学 世界仏教文化研究センター応用研究部門 ジェンダーと宗教研究センター
備考:ディスカッション参加者に限り、15:15~16:45の時間帯で
   幾田氏・千々松氏を囲んでご歓談いただけます。(参加自由)

 

【講演者プロフィール】


幾田  桃子 Momoko Ikuta 氏
1976年埼玉県生まれ。南カリフォルニア大学国際関係学部卒業。大学在学中にファッション産業による環境汚染に着目し、2001年「Le charme de fifi et fafa」(以降、フィーフィー)を起業。以降、環境問題や性教育等の社会問題をファッションや芸術によって伝える活動を国内外問わず行う。現在、株式会社サヴァンCEO。

千々松  由貴 Yutaka Chijimatsu 氏
1979年山口県生まれ。芝浦工業大学建築学部卒業。幾田氏の起業したフィーフィーのもとで男児服のデザインをしたことをきっかけに、ジュエリーデザイン等も担当。2020年よりコンセプチュアルなアートブランド「MOMOKO CHIJIMATSU」を幾田氏と共同で立ち上げ、社会問題を訴える活動を展開する。公私ともに幾田氏のパートナーでもある。

 

【参加学生の声】
◎《昨年の催しでは、非常に活発な議論が行われていたことが印象に残っています。とり

 わけ私が感銘を受けたのは、9.11が発生した時に、当時米国在住だった幾田桃子さんが

 現地の人々を元気づけようとNYを訪れ、一人ひとりに声を掛けたという幾田さんのお

 話でした。私は、昨年のディスカッションでは発言できませんでしたが、桃子さんの
 行動力に影響を受け、その後、日々の意識や行動が変わり、今では貴重な機会があれば

 迷わず参加しています。》(龍谷大学文学部英語英米文学科4回生 吉田都子さん)
◎《昨年参加させていただいた中で、人の数だけ性の在り方や役割があり、同時に苦しみ

 があるのだと実感いたしました。自身としてもそれを再確認する場とさせていただき、

 とても実りある時間となりました。今年の講義では「働く」がテーマということで、

 自身の研究である「浄土真宗とLGBTQ」の問題に、そして浄土真宗が抱えるジェンダ

 ー課題に大きく影響するのではないかと考えております。》

 (龍谷大学大学院実践真宗研究科2回生 長尾菜摘さん)

 

【補注】
※1 ジェンダーと宗教研究センター(GRRC):
2020年4月に本学で創設したGRRCは、日本で初めての“ジェンダーを基軸とした宗教研究拠点”です。これまでジェンダーの視点から仏教をはじめとする世界の諸宗教の研究を行うとともに、宗教教育や社会実践についてもジェンダーの分析視角を用いることで、新たな視座から活動を展開すると共に、学内外への発信をつづけてきました。2023年度より世界仏教文化研究センター応用研究部門において、研究活動を行っています。

 

本講演会は本学学生が対象ですが、メディア席を設けますのでぜひご参加ください。
参加を希望される場合は、お問い合わせ先までご連絡ください。


問い合わせ先:龍谷大学 世界仏教文化研究センター応用研究部門 ジェンダーと宗教研究センター
Tel 075-343-3812  grrc@ad.ryukoku.ac.jp  https://grrc.ryukoku.ac.jp/