2024.11.22
龍谷大学が滋賀のデジタル人材等の育成に貢献 DXハイスクール採択校である東大津高校および国際情報高校と連携を強化
【本件のポイント】
- 先端理工学部および農学部を有する龍谷大学が、デジタル等成長分野の人材育成を目的としたDXハイスクール採択校と連携。全国的に情報科教員が不足している高校現場を支援し、高度な学習指導を実施。
- 東大津高校は龍谷大学との包括的な高大連携協定の締結により、DXハイスクール事業を活性化。東大津高校と龍谷大学が位置する「びわこ文化公園都市」ゾーンの活性化にも貢献。
- 国際情報高校は龍谷大学先端理工学部と高大連携、特に技術者教育に関する覚書を締結。総合学科内のメカトロニクス系列、情報テクノロジー系列を中心としたDXハイスクール事業を活性化。
【本件の概要】
2024年11月18日、龍谷大学が滋賀県立東大津高等学校(以下、東大津高校)と高大連携に関する包括協定を締結しました。また、翌19日には龍谷大学先端理工学部と滋賀県立国際情報高等学校(以下、国際情報高校)と高大連携、特に技術者教育に関する覚書の調印式を実施しました。
東大津高校および国際情報高校はデジタル等成長分野を支える人材育成を目的とした高等学校DX加速化事業推進事業(DXハイスクール)に採択されています。この事業では文部科学省から採択校に「情報Ⅱ等の科目の開設」、「デジタル環境の整備と教育内容の充実」等が求められるとともに、その支援がなされています。一方で情報科の専任教員は全国的に不足しており、どのように教育内容を充実させていくか課題を抱えている高校もあります。
龍谷大学瀬田キャンパス(滋賀県大津市)には先端理工学部と農学部を設置しており、DXハイスクール採択校が充実させていく教育分野について、高度な教育研究を行う教職員や専門的な施設を有しています。本学はこの2校のみならず、今後も積極的に各高校の状況に応じた高大連携事業を推進することで、滋賀県のデジタル等成長分野を支える人材の育成に貢献していきます。
【龍谷大学と東大津高校との取り組み】
東大津高校は2024年5月に龍谷大学先端理工学部と高大連携に関する覚書を締結し、連携事業を進めてきました。本学学生と同校生徒による成果として、オープンキャンパスで体験できるVRシューティングゲームを共同制作しました。企画からプログラムまでを約3か月で行い、8月に開催した龍谷大学オープンキャンパス、東大津高校学校説明会にて披露しました(※1)。9月には、先端理工学部教員と文学研究科後期博士課程大学院生とが「データサイエンスとしての字形解析」をテーマとした敦煌文書の字形解析の講座を実施し、農学部教員が植物アレルギーに関する講座を実施するなど、学部を超えた取り組みも実施しました。
龍谷大学瀬田キャンパスと東大津高校は「びわこ文化公園都市」ゾーンに位置しており、これまでも各校が近隣の施設を活用した教育を展開してきました。今後は高大連携事業により、DXハイスクールの取り組みはもちろん同地域の活性化にも貢献します。
また、高大連携協定締結後には、龍谷大学入澤崇学長が東大津高校の1・2年生約700名に対して「未来を創る」をテーマに講演しました。
(※1)龍谷大学先端理工学部×滋賀県立東大津高等学校 高校生と大学生がオープンキャンパスで体験できるVRシューティングゲームを共同制作:https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-15181.html
【龍谷大学と国際情報高校との取り組み】
龍谷大学先端理工学部は従来から彦根工業高校、八幡工業高校、瀬田工業高校、京都工学院高校と連携しており、キャンパス体験や数学スクーリング、オンライン模擬講義等を実施してきました。
今般、新たに連携する国際情報高校は総合学科内にメカトロニクス系列、情報テクノロジー系列を有しており、特色ある教育を展開されています。まずは上記工業高校で既に実施している高大連携事業を展開しつつ、国際情報高校の現場に即したDXハイスクールとしての取り組みをともに模索し、実施していきます。
問い合わせ先:
龍谷大学 高大連携推進室 Tel 075-645-2104 renkei-ad@ad.ryukoku.ac.jp
龍谷大学 先端理工学部 Tel 077-543-7730 rikou@ad.ryukoku.ac.jp