2024.11.27
原田太津男ゼミナールの沖縄合宿報告、NHKワールドからのインタビューにも対応
原田ゼミナール恒例の沖縄合宿に、2024年9月5日〜9月8日まで行ってきました。「政治・経済・文化歴史」という3つのテーマで数ヶ月のグループワークを行った上で、現地に入って、沖縄在住の方の話を直接聞いたりして、実体験を通じて学びを深めることが狙いです。
初日は、沖縄県庁の出張講義をお願いし、基地問題の経緯について伺いました。学生の質問は最前線に立つ行政の方の思いに集中しました。
二日目は、基地問題をテーマに、宜野湾市や嘉手納市に移動して活動をしました。まず嘉数高台公園基地の全景を目に焼き付けて、基地に隣接する佐喜眞美術館に向かいました。館長から「沖縄戦の図」の解説を直接聞くことができました。そして宜野湾市役所でも具体的な行政の取組についてブリーフィングを受けました。行政として日々の騒音問題などに対処しつつ、米軍側と協力して日々の課題解決を進めていかざるをえない沖縄の現実について、理解が深まりました。その後、かでな道の駅の展望台から、嘉手納基地に次々と離発着する軍用機の異様に目を奪われ、爆音に耳を塞ぎたくなる住民の方々の思いをわずかの間ですが追体験しました。
三日目は、戦争の歴史を学ぶことがテーマの日です。南部の糸満市に移動をし、NPOおきなわのメンバーであるガイドの松永光雄さん、デーヴィッドさん、イザベラさんをはじめ、ボランティアの方々とともに、まず、難所のガマに入りました。その後、平和祈念資料館にある「平和の礎(いしじ)」の意義について、学ぶことができました。
今回は、ガイドの石川イザベラさんを対象にNHKワールドの取材が入ったために、私たちもインタビューを受ける機会に恵まれました。今回の企画を立てて取材してくださった土江真樹子プロデューサーに、心より感謝の念を表明したいと思います。放送は11月18-19日にBS/CSで放映され、その後、web上で1年間は視聴できるようです(詳細は、https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/shows/2087133/をご覧下さい)。
よく学びよく遊べ、がコンセプトのゼミ合宿ですので、上記の学び以外にも、自分たちでいくつも企画をたて、買い物を楽しんだり、沖縄民謡の店で食事を取ったり、豊崎ビーチでBBQしたり、早朝から深夜まで、短い期間ですが大いに学生たちは沖縄を楽しみつくしたと思います。多くの人たちの出会いとご助力のおかげで充実した合宿となりました。