2024.12.05
「政策実践・探究演習」(国内)南丹プロジェクトが連携先の団体と共同で魅力発信のためのイベントを開催【政策学部】
2024年11月30日(土)、龍谷大学町家キャンパス(京都市伏見区)で、京都府南丹市日吉町世木地域を舞台に住民参加で撮影された映画「地蔵に願いを」の上映会とトークショー、地場産食材を使用した料理の試食会が開催され、政策学部「南丹プロジェクト」の学生8人(2、3回生)と教員1名(大石尚子教授)が運営に参加しました。(南丹プロジェクトと世木地域振興会の共催)
南丹プロジェクトでは、2年前から世木地域振興会と共同で農薬や化学肥料を極力使わず、伝統的な高稲木で天日干したお米を「日良し米」と名付けて開発・販売してきました。また、今年度から地元産のもち米を使った、伝統食「納豆餅」のリニューアルに地域で取り組み、4つの味(塩、砂糖、コチュジャン・チーズ、柚子胡椒)を楽しめる商品「ふるさと」を発表。地元で開催されたマルシェで販売しました。
今回のイベントは、都市部での商品や活動のPRとともに、世木地域の魅力を発信することを目的として開催しました。
学生と世木地域振興会のメンバーは午前中から集まり施設にあるおくどさんで試食メニューの調理にとりかかりました。
第1部で、学生たちは世木地域と南丹プロジェクトの紹介と世木地域にゆかりのあるゲストのトークショーの司会進行を務めました。これまで十分に準備に取り組んだ成果が出せたようです。
そのあと試食会が始まりました。今回試食したのは日良し米と地場産黒枝豆を使った豆ごはん、納豆餅のほか、人参やさつまいもなど地元産の食材を多く使用した豚汁なども提供しました。
納豆餅を食べた参加者から「コチュジャン・チーズが一番美味しかった」とのご意見がありました。これに対し、一緒に商品を企画した連世木地域振興会メンバーから「それは学生たちと考えた味で、若者にしか思いつかない」といったようなやりとりが印象的でした。
第2部のワークショップでは、ゲストと参加者が学生たちとともに、今後の活動に関する地域の課題に対して意見を出し合いました。
出された主な意見は「納豆餅の価格が高い」「SNSやウェブサイトを開設する」「You Tubeで世木の温かさを広める」といった意見が出されました。南丹プロジェクトと世木地域振興会の今後の共通目標として、地域の人々をもっと巻き込んでいくことが掲げられました。
今回のイベントは、学生たちや世木地域振興会にとっても、地域における今後の活動展開への意欲を高められるものとなりました。
(本文執筆協力:政策学部2回生 稲森爽馬)
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