Need Help?

News

ニュース

2024.12.09

異なる階層の人々、異なる世代の人々と連帯して新しい価値をつくる

細川ゼミで、3人の経営者の方をお招きして懇談しました

 経営学部の細川ゼミナールでは、ゼミ活動の一環として11月27日に3人の経営者の方をお招きして、懇談(グループ・ディスカッション)を行いました。お越しいただいたのは、いずれも京都中小企業家同友会の会員である大柳淳さま(株式会社イワサキ代表取締役)、増井祐介さま(株式会社エージェンシーアシスト代表取締役社長)、松田治彦さま(株式会社イータイム代表取締役)です。この企画に際しては、岩島伸二・同会前代表理事(大学院経営学研究科修了生)にご協力いただきました。記して御礼申し上げます。
 当日は、演習(2年)と基礎演習(1年)の11人が参加し、3つのグループに分かれて、3人の経営者の方全員と約15分ずつのディスカッションを行いました。最初は緊張していた学生たちも次第に打ち解けた雰囲気になって、率直な意見交換が行われました。以下は、参加した学生の感想の抜粋です。貴重な機会となったことが伝わってきます。

 普段経営者の方とお話する機会がなかったので最初は緊張していたけど、数人に分かれて自己紹介や趣味のお話を通して話しやすくなったと感じました。……同じ質問でも違った答えが返って来るのが興味深かったです。経営者や会社は様々な形があると学びました。経営者と聞くと、学生時代から社長になるという夢や計画があるイメージがあったけど、親から継いだり転職後だったり様々な経緯からなっていることを知りました。今回の授業は、経営者側から見た会社のことや就活に向けて様々なことを聞けて良い経験になったと思いました。[1回生の参加者]

 お三方の講演内容はどれも興味深く、今後の経営学での学びや進路選択において大きな指針となるものでした。……社会人にとって、人とのつながりというのは大変重要な要素であると実感しました。また、早期化する就職活動市場について、焦らずじっくりと考えていくことが大切であるというアドバイスは大変胸にしみました。これらのお話を踏まえて、今後の学生生活では多くの方々との人間関係を大切にしながら、自身の進路についてじっくりと、そして丁寧に考えていきたいと思います。 [2回生の参加者]

 科目担当者(細川)は、同じ世代の学生だけではなく、経営者や企業で働く人など多様な階層の人々、自分たちよりも世代が上の人々との交流を通じて、新しい価値をつくってほしいと考えています。そのような趣旨からの企画です。今回の懇談に先立って、11月6日には2人の卒業生を招いての懇談会も行いました。2017年3月卒業の岸田大輝さんと2021年3月卒業の藤原康平さんです。それぞれ、協同組合の職員、中小企業診断士として活躍されています。
 演習、基礎演習ともに、今学期中に2社を訪問する予定です。いずれも事前に文献学習をして質問票をお送りするなどしてのことです。引き続き「現場」での体験を通じて、経営学の学びを深めていきたいと思います。 
(文責:細川孝)


大柳さん


増井さん


松田さん