2024.12.11
22年目の特別講義「我が社の経営と京都」で6社の方にご講演いただきました
龍谷大学経営学部では毎年、後期に「我が社の経営と京都」という経営学特別講義を開講しています(受講生は、3回生以上)。この特別講義は若干の名称変更がありましたが、2003年度から開講されており今年で22年目、22回目の開講となりました。今年度は、以下の6人の方に、ご講演いただきました。
タキイ種苗株式会社(長谷川智浩さま)
こと京都株式会社(番頭執行役員 宮川光太郎さま)
オムロン京都太陽株式会社(代表取締役社長 長江豊さま)
株式会社京都放送(取締役 湯浅勝さま)
京都生活協同組合(専務理事 髙倉通孝さま)
京野菜農家(渡邉幸浩さま)
講演を通じて京都企業の実際を学び、関心を深めてほしいと願っての開講です。受講生たちの感想からは、その意図は伝わったように思います。以下に、受講生の感想を紹介します(一部、抜粋したものがあります)。
これまで触れることのなかった種苗会社について知ることができた。品種改良において必要なことや、農業のプロを相手にする上で意識することなどがわかった。時代などによって変えていかなければいけないことや絶対に変えてはいけないことなどがあるため、京都は適している場所でもあると感じた。 [長谷川さんのお話を聞いて]
子ども食堂を被災地ですることで、子どもが集まって賑やかになって人の交流が生まれるという事例に感動しました。また、防災という観点から経営を見るという視点が新鮮でした。 [宮川さんのお話を聞いて]
知的障がいや精神障がいがある方ともどのように働くのかを工夫すれば、問題なく働くこと、その人の能力をめいっぱい引き出して仕事をしてもらえることが理解できしまた。オムロン太陽京都さんでは、対話を通じて信頼を得ることで障がいがある方とともに働くということをされていましたが、健常者にも当てはまることだなとお話を聞く中ですごく感じました。 [長江さんのお話を聞いて]
昔から観ていたKBS京都について、その本質的な役割と使命を深く知ることができました。放送局が免許事業であり、それに伴う責任と苦労、そして地域社会への強い使命感を持っていることを学びました。 [湯浅さんのお話を聞いて]
売上と利益を上げることを一番の目的としている、いわゆる企業とは異なった事業を展開していた。おかいもの便について特に関心を持った。需要は間違いなくあるが、利益を目的としてしまうと成立しないのも明らかである。協同組合であるからこそ、一般の企業にはできないアプローチで顧客と接することが出来る点に関心を持った。 [髙倉さんのお話を聞いて]
農家の方がどのようなマーケティングを行っているのかを知れてとても面白かったです。私が考える農家の方の商売方法は、市場などに農作物を持っていって買い取ってもらったりするものでした。「振り売り」という販売方法を行なっていたと知り、地域に根付いた農業の歴史を知ることの大切さを知りました。山科の歴史についても詳しくなれた気がして、とても面白かったです。 [渡邉さんのお話を聞いて]
(文責:細川孝)

湯浅さん

髙倉さん

渡邉さん