2024.12.24
「現代のビジネス」で、2人の経営者の方をお招き
「現代のビジネス」は、経営学部専攻科目の必修科目の一つとして位置づけられています。その内容は、「経営学がどのような問題を扱うのかについてのアウトラインを理解してもらいます。できるだけ事例を挙げながら,現代社会のビジネスの実態を学びます」と記されています。
後期に開講されている「現代のビジネス」では、2人の経営者にお越しいただビジネスの実際についてお話いただきました。
まず、本学経営学部を卒業し、大学院経営学研究科を修了された金奉春さんです(11月21日)。金さんは大学院終了後にいったん就職したのち、2018年4月に同じ業界で起業されました。当日は、科目担当者(細川)との対談形式で進行しました。学生たちからは以下のような感想が寄せられました。
新しいことでなくても、既存の延長線上での改善や工夫は非常に重要なんだと理解した。大企業では部門の一部分しか担当できないが、中小企業では全体を俯瞰でき、社長や上司の行動を間近で学べる機会が得られるという利点もあるのだと知った。これは大きな魅力だと感じた。大企業への就職も選択肢の一つだが、中小企業で経営をじっくり学び、起業の意識を持つことが長い目でみると非常に有益だと感じた。
起業するつもりは自分にはないので、縁遠いもの、関係のないものだと思っていましたが、「自分のこれまでやってきたことの延長」とおっしゃっていたのを聞いて、もしかしたら自分も将来就職した後に起業しているかもしれないなと思い、無関係なことではないのかなと思いました。
「未来で大切な繋がりになるから全力で頑張る」という熱いお言葉を聞いたとき、今だけでなく先を見据えて取り組む姿勢が素晴らしいなと思い感動しました。自分も見習わなくてはいけないなと思いました。
そして、移動スーパー「とくし丸」の創業に関わり、現在はTサポート株式会社代表取締役の村上稔さんです(12月12日)。1週間前の授業時間内に、村上さんが作成された移動スーパーに関する映像資料を視聴し、あらかじめ質問を考えて当日にのぞみました。学生たちの感想を紹介します。
先週持った疑問が解決し、更に補足までして頂けてとても参考になったし、他の人の質問に答えていた事もこれからの自分の為になりそうな話ばかりだったのでとても有意義な時間になりました。この場を用意して下さり、本当にありがとうございました。
デジタル化か進む時代の中で高齢者などに寄り添うビジネスが本当に凄いなと思いました。ただ買い物をしてもらうだけでなく、コミュニケーションなどもとる事で体調に気づかいし、孤独死などを防げるため、移動スーパーの役割だけでなく今の時代の課題を何個も解決できるなと思いました。これから自分が社会に出ていく上ですごく大切な視点を知る事ができ本当に良かったです。ありがとうございました。
(文責:細川孝)

金さん

村上さん