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2025.01.09

政策学部今里ゼミが「第20回京都から発信する政策研究交流大会」 日本公共政策学会賞を受賞【政策学部】

 2024年12月15日、龍谷大学深草キャンパス和顔館にて開催された「第20回京都から発信する政策研究交流大会」において、今里ゼミが日本公共政策学会賞を受賞しました。

 公益財団法人大学コンソーシアム京都が主催するこの大会は、持続可能な地域社会の構築を目指し、都市が抱える課題解決のための研究成果を発表する場として2005年度から開催されています。
また、学生が日頃の研究成果を発表し、大学やゼミの枠を超えた交流を深めるとともに、地域社会に対する政策提案・情報発信の場となることを目的としています。

 参加団体は、同志社大学、立命館大学、京都府立大学、福知山公立大学など京都の名だたる大学から約100の団体が応募し、1次選考の論文審査を経て約80のゼミやプロジェクトが10の分科会に分かれて口頭発表を行いました。各発表は15分間の持ち時間があり、その後10分間の質疑応答が設けられ、合計25分間のセッションとなりました。

 今里ゼミは「耕作放棄地解消と圃場整備・法人化の重要性 ‐京丹後市宇川地域を事例として「持続可能な地域社会」を創るために」というタイトルで発表を行いました。この研究は、持続可能な地域社会の構築に向けて、京丹後市宇川地区の耕作放棄地問題に着目し、その解決策として圃場整備の有効性と農業法人経営の健全化を提案。さらに、地域の様々なセクターの協力関係構築による地域力向上を提言しました。


 今里ゼミの学生たちは、教員、先輩方からのアドバイスや指摘を受け、日々発表内容の精査や確認に取り組みました。前日遅くまで励まし合いながら準備を重ねた努力が実を結び、論文重視型の上位1件に贈られる日本公共政策学会賞を受賞しました。
 この賞の審査基準は、論理性、発想力、着眼点、分析力、政策提言力などとなっており、学生たちはこれらの点で高い評価を得たことが窺えます。

 本大会での受賞を通じ、龍谷大学政策学部の実践的な教育研究活動の成果が改めて示されました。