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2025.01.14

【お知らせ】『幸徳秋水 大逆事件の研究~「再審請求」を追究して~』の刊行について

 このたび、石塚伸一(本学名誉教授、矯正・保護総合センター客員研究員)、弁護士の金子武嗣氏編著の『幸徳秋水 大逆事件の研究~「再審請求」を追究して~』(日本評論社、定価:8,250円<税込み>)が2024年12月に刊行されました。矯正・保護総合センターでは、2016年4月に金子氏から寄付された積立金を活動資金として、刑事司法未来プロジェクトを立ち上げ、未来の刑事司法を支える人材養成や研究の発展、そして幸徳秋水大逆事件の研究などを進めてまりました。この書籍は、幸徳秋水大逆事件の研究の成果をとりまとめたものです。
 興味・関心のある方は是非ともお近くの書店などでお買い求めください。詳しくは日本評論社のHPをご覧ください。

<内容紹介>
 1911年、幸徳秋水ら24名に死刑判決を下した大逆事件が起こった。この世界的にも有名な冤罪事件について再審請求の実現をめざす書です。

<目次>
 はしがき・・・石塚 伸一

 序 章 幸徳秋水大逆事件研究の端緒と結末・・・石塚 伸一

 第1章 幸徳秋水の再審請求の試みについて
  はじめに〜大逆事件・・・金子武嗣
  幸徳秋水等大逆事件の概略・・・橋口直太
  大逆事件の構造・・・金子武嗣
  大逆事件(爆裂弾)鑑定・・・田中太朗

 第2章 危害(大逆)罪の構成要件と予備の処罰・・・金澤真理

 第3章 判決の脆弱性・・・金子武嗣

 第4章 大逆事件における供述分析
     ~本件判決を根拠づける被告人らの供述とその形成過程  
       ・・・浜田寿美男・山田早紀

 第5章 幸徳秋水大逆事件再審請求・・・石塚伸一

 あとがき・・・金子武嗣

※上記「内容紹介」「目次」は 日本評論社HPの内容を抜粋しています。