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2025.01.16

滋賀県農業技術振興センター(近江八幡市)で第6回農学研究会を開催

2025年1月14日(火)、滋賀県農業技術振興センターにおいて、第6回農学研究会を開催しました。

 2015年より滋賀県と龍谷大学は、相互に連携・協力しながら協働事業に取り組むことで、滋賀の活性化等を図るために包括連携協定の締結を行い、農業振興を中心に様々な連携を行ってきました。今回は農業技術振興センター研究員と龍谷大学農学部の教員・学生が一堂に会し、共同研究の実現に向けた連携を深めることを目的に、第6回農学研究会を開催しました。

 研究会では、玉井鉄宗准教授による「米の食味評価における新規指標の開発」話題提供のほか、滋賀県農業技術振興センターの各部門の方から、近江米の新品種「きらみずき」と滋賀県初のオリジナルいちご「みおしずく」について、その品種育成と課題について研究紹介をいただきました。産地の特徴にあわせた新品種の開発の様子や、病害への抵抗性の研究、適切な施肥のあり方への研究など、まさに農学が農業の現場で活かされている様子を肌で知ることができる機会で学生たちも大変な刺激を受けていました。発表に対して双方活発な質疑応答や意見交換がみられ、今後の研究への意欲が高まり、共同研究実現のきっかけとなりました。

 研究紹介ののち、水稲の世代促進温室や育種関連施設、いちごの栽培ハウスなどの見学を行いました。参加している学生からは、いちご栽培における受粉についてなど積極的に質問をする姿もみられ、大変貴重な経験となりました。

今後も、農学研究会での取り組みを通じて、滋賀県との連携を強化し、共同研究の実施や滋賀県の農業を支える人材育成へとつなげていきたいと思います。