2025.01.23
森田喜治教授の最終講義(講演会)が開催されました【心理学部】【心理学研究科】
1月21日(火)、大宮キャンパス東黌302教室において、心理学部の森田喜治教授より「心理療法の基底」と題して最終講義をいただきました。先生とご縁のある学部生、大学院生、OB、一般、教職員約50名が先生の最終講義に熱心に耳を傾けました。


人間の尊厳とは何か?聴くとはどういうことか?「今、ここで」の出あいとは?等、問いかけながら、哲学や現象学的反省に触れて、「心理療法の基底」について丁寧にお話いただきました。「心理療法は、ヒトがヒトとかかわる作業であり、その基底を忘れてはなりません」「心理療法という作業は、クライエントもカウンセラーも、それぞれの一定にできない個々に動き回るココロとチューニングしていく複雑なものです」と教えていただきました。
「心理療法は人格のぶつかりで、そのための自己の分析を常に行う必要がある」「感受性を磨くための専門の場以外の時間での場で、自己訓練を心がけることが必要」と、心理療法を学ぶ学生に向けて、25年余りにわたるご自身の経験と研究の成果を語られました。森田先生の熱意と探究心に触れることのできる豊かな時間でした。

最後に、森田先生の最終講義に来聴いただきました皆さんと集合写真を撮りました。
森田喜治先生、皆さま、ありがとうございました。