2025.02.17
龍谷経営人(びと)、経営学部スポーツサイエンスコース 2年生 小林 優花さん
経営学部で輝いている学生を紹介する龍谷経営人(びと)、今回は経営学部 2年生 小林 優花さん(奈良県出身)をご紹介します。
今回ご紹介する小林さんは、龍谷大学女子バドミントンに所属しており”2024年度全日本学生バドミントン部選手権大会(インカレ個人戦)”と” 2024年度全日本学生バドミントン部選手権大会(インカレ団体戦)”に出場し優勝を果たしています。
小林さんはどのような大学生活を送り、全国大会で個人・団体での優勝という偉業を果たすことができたのかご紹介していきます。

バドミントンとの出会い
小林さんが5歳の頃、バドミントンをしていたお姉様の影響でバドミントンに触れるようになり、すぐにスポーツ少年団に所属し本格的に始めました。少年団には5歳から小学校卒業まで所属し、純粋にバドミントンを楽しんでいました。しかし、小学生の時は近畿大会出場にとどまり、全国で有名な選手というわけではなかったとのことです。
バドミントンでの成長
住んでいる地区にバドミントン部がある中学がなかったため、バトミントンをするために同じスポーツ少年団に通う仲間が進学する中学校に通うことになりました。
また、その中学校のバドミントン部の顧問はスポーツ少年団に所属していた姉をずっと指導していた方で、公立中学校ながら成長できる環境があったようです。
このような環境だけでなく、同じ中学校にライバルとなる仲間がいたこともあって小林さんは成長を続け、中学2・3年生の時に近畿大会 個人の部で優勝、団体でも3位や全国大会出場といった輝かしい成果を残せるようになっていきました。

バドミントン名門校への進学
中学で活躍された小林さんですが、ご自身ではバドミントンの名門校から声がかかるとは考えていませんでしたが、ご縁がありバドミントンの名門「青森山田高校」に進学されました。
小林さんは青森山田高校のバドミントン部に対し、「練習が厳しく、バドミントン部に所属する部員全員が強いイメージ」と不安を抱えていましたが、その不安を払拭するために親元離れた慣れない環境のなかでも練習に真摯に取り組みました。また、環境になれた後も「試合メンバーになるためには日々の練習から仲間に負けられない」と危機感をもって練習に取り組み、1年生から試合メンバーに選ばれました。そして、高校3年生の時には青森県で2枠しかない個人戦(全国)への出場権を獲得し、初めて個人戦全国大会へ出場することができました。
このことを振り返り、なかなか個人の部で全国大会に出場できないないことや、同じ高校で切磋琢磨してきた仲間との試合などの多く課程を経て勝ち得た全国大会出場の権利なのでとても価値のあるものだと語っていただけました。

龍谷大学進学
青森の高校に在籍していたこともあり、同じバドミントン部の仲間の大半が関東の大学へ進学するなか、小林さんは姉が龍谷大学女子バドミントン部のキャプテンをしていたことや地元の関西で頑張りたいと思っていたこともあって、関東のバドミントン強豪大学ではなく龍谷大学への進学を決めました。この選択を振り返って小林さんは、「自分のなかで龍谷大学へ進学すべきという気持ちがあり、他の大学からも声がかかったが、龍谷大学への進学はこれまでの進路選択に比べると悩まなかった」と龍谷大学への進学を明るく話してくださいました。
大学と高校の違い
高校生の頃の小林さんは、「大学生は長いラリーのなかでも力強いプレーをしているというイメージがあり、それに慣れちゃうと動きが遅くなってしまう」と考えていたそうです。しかし、龍谷大学に進学し、実際には、大学生は力強いラリーするためのからだをつくり、スピードを落とさないようにしていることとを学んだようです。また、そのからだをつくることが難しいことを学んだそうです。
そんな龍谷大学バドミントン部について、小林さんは「練習する環境は今まででの練習してきた中で一番良いです。指導者やスタッフ人がずっとついてくださって練習メニュー細かく伝えていただける環境は感謝しています。また、この環境によって、難しいバドミントンするのに適したからだづくりも順調にすすんでいる」と龍谷大学バドミントン部に対して満足のお声をいただけました。また、部の強みに対しては「部員全員が、同じ練習メニューに取り組んでおり、試合メンバー関係なく厳しい練習に取り組んでいくっていうのはチームとしての強みだと思います。個人としても結構今までで今までやってきた中でもきつい練習を続けてると思うので、そこはやっぱり試合での自信であったり、自分で無意識的に体が結構耐えれることに繋がっていると思います」と日頃の練習の過酷さをそれに仲間と取り組んでいる姿が見受けられました。
大学での勉強について
小林さんは、授業に出席し、テストやレポートをしっかりこなした上での部活に取り組むという認識を持たれ日々学問に取り組んでいただいております。そんな小林さんは、経営学部の学部共通コースのスポーツサイエンスコースに所属されております。
薮中先生のゼミで、「スポーツ心理」について学びを深めており、具体的には自分たちが興味あるワードからプレゼンテーションを行う学習をしているそうです。
薮中ゼミには、同じバドミントン部の部員だけでなく、柔道部やラグビー部などの他の体育会系の部活に所属する学生がおり、このことで小林さんは個人競技と団体競技での意見の違いやラケット競技とそうではない競技での異なる意見も聞けて、すごいい環境で興味のあることを学べていると思ってくださっているようです。
今回の全国優勝について
今回の全国大会(個人)に対して、小林さんは「前回大会の結果は越える」という目標と「全日本総合出場の権利であるベスト8に必ず入賞」の2つの目標を掲げていました。この高い目標を達成するために努力するなかで、小林さんには「全国優勝したい」という気持ちがずっとあったようです。
そして、大会当日、出場する選手する全員が強い状況でどのような心境だったか尋ねてみたところ「いい意味で緊張しなかった」と大会の日を振り返ってくださいました。続けて、「1試合1試合、その時の対戦相手を冷静に分析し、優勝という目標よりも目の前の対戦相手に集中することに自分をもっていけたことがよかったと思います」と勝因を冷静に分析していただけました。
しかし、冷静な小林さんも優勝を決める決勝戦で、あと3点勝ち取れれば悲願の全国優勝となったときは「何が起こるか分からないから集中しないといけない。けど、あと少しで優勝だ」と優勝を意識したようです。優勝まで残り3点という状況になるまで優勝よりも目の前の選手に勝つための最善を策を探す姿勢は小林さんの強さの要因でしょう。

個人優勝の瞬間
優勝が決まったときのことに対し、小林さんは「最後の1点を決めたときはうれしかったですが優勝したという実感がなくて、倒れ込むとか感情が全面にだすことはなかったのでチームメイトからももっと喜べばよかったのに言われます」と笑顔で語ってくださいました。そして、「監督やスタッフのみなさんに優勝という結果で恩返しができてよかった。そして、支えてくださった方々が笑顔で労ってくれたのをみて優勝したんだと実感しました」と小林さんの人の好さと龍谷大学バドミントン部の魅力が伝わる話をしていただけました。
個人・団体優勝の2冠を目指し
個人で全国優勝を決めた小林さんですが、団体戦での全国大会があり、こちらでの全国優勝も目指さなければなりません。しかし、団体戦前に納得できるプレーができなくなってしまった小林さんは、本来の調子を取りせず団体戦に挑むことになってしまいました。その結果、自信がない状態でプレーをしてしまい相手に攻め込まれてしまう場面があったことを後悔しておりました。
小林さんは、自分自身の試合を振り返ったあと「団体戦は個人戦とは異なり、一人が負けたとしても他のメンバーが勝利することでチームを勝利導くことができれば優勝を目指せるので仲間を全力で応援しました。昔は、自分自身が負けた後に反省の時間を設けず応援に切り替えていいのかと葛藤がありましたが、先輩方が応援してくれることがうれしいと声をかけてくれたので、自分が勝利しないといけない場面で勝ちきれなかった悔しさはあるが仲間のこおとを考え応援に専念しました。そいて、メンバーが自分が負けた分、勝利してくれたことには感謝してます。また、仲間の勝利は純粋にうれしかった」と語ってくださいました。 個人としては、課題が残るかもしれませんが、仲間と切磋琢磨し勝ち取った創部初の優勝は非常に価値のあるものでしょう。
最後に一言
最後に小林さんから一言!
「残りの大学生活2年間にも様々大会がありますので、今回の結果に満足せずに頑張ります。」