2025.02.03
【社会福祉学科】玉木幸則さんの特別講義が開催されました
2025年1月8日(水)1時間目、ソーシャルワーク演習Ⅰ・社会福祉演習Ⅰの授業で、「人が 生まれること 生きること 生を全うすること 〜誰ひとり取り残されないまちづくり〜」というテーマで玉木幸則さんの講義がありました。
玉木さんは、NHK Eテレ「バリバラ みんなのためのバリアフリー・バラエティー」にレギュラー出演され、いつも核心をついたコメントをされています。
本講義は「いのち」を考えるための実践的教育プログラムの一環で行われています。
2016年に発生した相模原市にある津久井やまゆり園で起こった障害者殺傷事件以後、いのちの大切さ、命の価値について、学生たちに考えてもらうために始まった取り組みです。
玉木さんは、冒頭「誰ひとり取り残さない」という言葉に対して、「何となくモヤモヤしています」と発言されました。本当は「誰ひとり取り残されない」ではないかとの問題提起でした。「取り残さない」では自分は含まれず、自分以外の取り残されている人という印象があるため、「取り残されない」と自分も含めて考えることが必要だと言われました。「誰ひとり取り残さない」という言葉は、よく使われている言葉ではありますが、言葉の細かなところまでしっかりとその意味を考えることは、とても大切なことだと考えました。
そして最後に「わたしたちは、障害者としてではなく、まずは、ひとりの人間として見てほしい」と言われ、全ての人々が「みんなが幸せになるために生きている」と幸せになるための法則を示し、締めくくられました。学生たちは真剣に玉木さんの講義を受講していました。