2025.02.10
「政策実践・探究演習」(国内)南丹プロジェクトと地元パートナーが共同で南丹市長との面談・政策提案を実施【政策学部】
2025年2月5日(水)、南丹市役所(京都府南丹市園部町小桜町47番地)で「政策実践・探究演習」(国内)南丹プロジェクト(担当教員:大石尚子教授)が、地元パートナーの世木地域振興会とともに西村良平南丹市長と面談を実施し、活動の成果を踏まえた政策提案を行いました。南丹プロジェクトから学生3人(2回生)、教員2名、世木地域振興会から3名が参加しました。
まず、教員から2021年度に始まった南丹プロジェクトの成果と今後の方向性・課題について市長へ説明を行い、地域・行政・大学の協働による活動を提案しました。
次に、2024年12月23日に放送されたKBS番組「あったか京都」での南丹プロジェクトの紹介映像(末尾のリンク参照)を視聴しました。番組では南丹市日吉町世木地域の伝統食「納豆餅」が紹介されており、視聴が終わると、学生と地元メンバーで共同開発した複数の味の納豆餅の試食が行われました(市長にはコチュジャンチーズ味が好評でした)。
その後、大石尚子教授から昨年夏、南丹市をフィールドに実施したイタリア・トリノ工科大学との国際ワークショップ「International workshop Polito - Ryokoku University on social innovation for revitalizing shrinking rural areas」の成果報告と学生がまとめた政策提案が紹介されました。
今後の方向性や課題に対する意見交換が始まると、市長からは、南丹プロジェクトが提示した協働提案に対して賛同の意が表明されました。そして「担い手不足を戦略的に解決する必要がある」とした上で、「地域にとびこんでいく学生・多様な課題分野での戦略を全体的にプランニングできる人材が欲しい」との強いアピールがありました。
学生からも、「納豆餅を地域のものとして循環させるための工場・施設が必要」や「農産認証の仕組みが農家にあまり伝わっていないため、行政と共同で説明会の開催に取り組みたい」などの意見が出されました。
市長との面談、政策提案の機会は今年度当初から目標に掲げ、学生は目に見える成果を出せるようがんばって活動してきました。市長から求める人材についての意見も直接伺うことができ、将来の進路を決める一助にもなった有意義な機会でした。
(原稿執筆協力:政策学部2回生 稲森爽馬)
【南丹プロジェクトの紹介映像】
KBS京都「大学・学生の力を活かした地域活性化」
(2024年12月23日(月) 19:30~20:00 オンエア)