2025.02.14
「政策実践・探究演習」(国内)洲本プロジェクト第2回域学連携学会で成果発表【政策学部】
2025年2月11日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクトの学部生6名と石倉研准教授、櫻井あかね実践型教育助手は、洲本市内で開かれた第2回域学連携学会に参加しました。
この学会を主催するNPO法人洲本域学連携研究所は、京都大学や京都工芸繊維大学、龍谷大学などの卒業生によって設立されました。昨年に引き続き本町商店街にある旧タケダ玩具店で開催され、9大学(大阪工業大学、大阪芸術大学、大手前大学、近畿大学、京都大学、京都橘大学、神戸大学、奈良女子大学、龍谷大学)から14の発表が、対面とオンラインでありました。
洲本プロジェクトは千草竹原班と企業連携班が登壇しました。概要は以下のとおりです。
・千草竹原班「集落の引継書」
千草竹原は洲本市役所のある市街地から車で15分ほど離れた小規模集落で、洲本プロジェクトが活動をはじめて12年目になります。ここ数年、元洲本市地域おこし協力隊員と家族が移住したり、政策学部卒業生が原木しいたけ栽培を承継したり世代交代の動きがみられます。地域のリーダーの思いを若い担い手や学生らが引き継ぎ、集落を維持しつつ域学連携を進められるよう引継書を作成しました。
・企業連携班「竹五ヶ年計画、かいぼり五ヶ年計画」
企業連携班のステークホルダーは、洲本市や市民活動団体、島内外の企業など多様です。そのため活動を進めるうえで、目標やアプローチを明確にして関係者と共有することが重要になります。これまで洲本プロジェクトが取り組んできた放置竹林問題、ため池の維持管理に焦点をあて、ヒアリング調査と学生の提案をもとに五ヶ年計画を作成しました。
他大学の学生や大学院生の前で発表することに緊張を伴いましたが、放置竹林問題へのアプローチなど共通する部分があり、情報共有の良い機会になりました。参考にしながら来年度の取り組みにつなげていきたいと思います。