Need Help?

News

ニュース

2025.02.28

「政策実践・探究演習」(国内)南丹プロジェクトが連携先地域と共同で、グリーン・ツーリズムをすすめるマップを作成【政策学部】

南丹プロジェクト(指導教員:大石尚子教授)では、2023年度から、京都府南丹市日吉町世木地域の魅力をまとめた「世木地域ツーリズムMAP」の作成をすすめ、2年間をかけてこの度完成させることができました。
マップは持ち運びやすいA5サイズで、広げるとA2サイズと大きなものになります。平面的な観光マップでは表現できない季節の移り変わりを含めた立体感のある地域を感じてもらうため、地域のささやかな宝ものを、時間をかけて体験できるルートを設定した観光マップと、世木地域全体の自然・文化資源を一覧にしたフェノロジーカレンダーが両面フルカラーで掲載されています。




フェノロジーカレンダーとは「地域の自然と人の営みを表した生物季節の暦(こよみ)」で、地域の特産品、伝統食、植物、行事・祭りなどがカレンダー形式で写真付きでマッピングされたものです。
世木地域には道の駅「スプリングスひよし」があり、多くの訪問者が訪れますが、その多くは世木地域のことを知らないまま自動車やバイクで通り過ぎていきます。しかし地域には豊かな自然とともに、人びとが自然と共生して長い時間をかけて培われてきた生活の知恵や風習などの伝統文化が多く息づいています。これらの「知る人ぞ知る地域資源」をルートでつなぎ、自転車などで地域の空気を感じながら、ゆったりと回遊してもらおう、そし地域の良さを知ってもらい、地域のファンになってもらおう、というのがこのマップに込めた思いです。今後は、モニタツアーを企画してこのマップの活用をすすめるとともに、住民のみなさん自身がマップを使ってガイドできる人材育成などにチャレンジしていきます。

このマップは地域内外の公共施設、観光関連施設やカフェなどで配布して頂く予定です。このサイトからダウンロードもできますので、ぜひご活用ください。


■世木地域ツーリズムMAP(PDF)のダウンロードはこちらから