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2025.03.13

全教員執筆による新しい 政策学の教科書「市民のための政策学」を出版【政策学部】

2025年に創立15年目を迎える龍谷大学政策学部は、政策学を広く知ってもらうことを目的として、学び始める人に向けた新しい教科書「市民のための政策学」を出版します。
政策学は、法律学、政治学、経済学、社会学、環境学など幅広い分野から成り立っています。本書では、龍谷大学政策学部の教員全員が執筆することで、その多様な分野を余すところなく多角的に紹介しています。これにより、政策学の全体像を深く理解でき、特にこれから政策学を学ぶ学生にとっては、基本的な知識を網羅した有益な入門書となっています。所属する教員全員が執筆する例は少なく、個人の研究や共同研究プロジェクトでの出版でないことも大きな特徴と言えます。

本書は幅広い学問領域をバランスよく取り入れ、政策学を多角的に理解できるように構成しているため、政策学を単独の学問としてではなく、複数の学問分野と融合させることで、地域経済やまちづくり、地球温暖化や災害などの現代社会の複雑な課題を解決するための視点も養います。6部31章で構成されており、どの章からでも自由に読み進めることができるため、興味や学びたいテーマに合わせて読み進めることができます。本書が入学後だけでなく卒業後も学びを広げられる手がかりを見つける一助となることを期待しています。


入澤学長にもご報告させていただき、激励の言葉をいただきました。

【編集委員代表 只友景士教授による読者に向けてのコメント】
「政策学にとっての」環境と未来(第Ⅳ部タイトル)、「私たちは」地球規模の環境問題に挑む(第16章タイトル)のように、各部のタイトルの前に、「政策学にとっての」を、各章のタイトルの前に、「私たちは」を付けて読んでみてください。
幅広い学問である政策学を理解するためには主体的なかかわりや視点が大切になります。「私たち」とは学生、教員、市民の立場を含んでおり、読者が自らをその一員として、そして「政策学にとっての」と意識することで主体的に読み進めることができます。その中で興味を持った章から自由に読み進めてください。

【書籍情報】
「市民のための政策学」プレスリリース記事