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2025.03.18

政策実践・探究演習(海外)フィンランドPBL 現地レポート(1)【政策学部】

政策学部では2022年度から、欧米プログラムとしてフィンランドPBLを開講しています(2024年度担当教員:服部圭郎、村田和代、的場信敬、大石尚子)。循環経済(サーキュラーエコノミー)をテーマに、欧州グリーン首都賞受賞都市であるラハティ市で学びます。

2025年3月15日〜24日、連携大学のLAB応用科学大学が開催した現地プログラムに、21名の学生と服部圭郎教授、櫻井あかね実践型教育助手が参加しました。

滞在中のレポートをお伝えします。

3月16日(日)

予定していた便が欠航になり、急遽、関西空港からソウル経由でヘルシンキへ。広い仁川空港内を走って乗り継ぎ、ようやく16日早朝ヘルシンキ・ヴァンター国際空港に到着しました。

目的地のラハティまでは電車で1時間余り。車窓を流れる雪景色に癒されながらラハティ駅に着きました。ホテルのチェックインまで時間があるため、荷物を預けたあと市街地を散歩することに。ヴェシヤルヴィ湖沿いの公園を歩き、日曜日を楽しむフィンランドの人々に触れることができました。


快晴の公園


ユニークな形の木々


以下、受講生の報告です。

〈活動内容〉
当初予定していた関西国際空港からフィンエアーの直行便でヘルシンキに向かう計画は、パイロットのストライキにより急遽変更となりました。前日に知らされた突然の変更に私たちは臨機応変に対応し、ソウルの仁川空港を経由してヘルシンキへ向かうことになりました。日本からソウルへのフライトは約30分遅れており、ヘルシンキ行きの飛行機への乗り換えがうまくいくか不安でしたが、無事に乗ることができました。つかの間の韓国滞在中、空港内の韓国限定のコンビニエンスストアで買い物をする機会がありました。

ヘルシンキのヴァンダー空港に到着後、電車を乗り継いでラハティに向かいました。ラハティに到着し、宿泊予定のホテルにチェックインした後、湖畔へ散策に出かけました。昼食はバイキング形式のレストランで料理を楽しみました。

午後はスーパーマーケットに立ち寄り、夜ごはんや翌日の朝食の準備として食料品やムーミンのお菓子なども購入しました。夕方からは班ごとに翌日のプレゼンテーションに向けての準備を行いました。

〈一日を振り返って〉
フライト変更という予想外のスタートでしたが、韓国での短い滞在も含め、充実した一日となりました。韓国のコンビニエンスストアでは韓国語で書かれた商品を手に入れることができて、異国の地を訪れた実感を味わうことができました。

ヘルシンキに到着したときには疲労困憊でしたが、地面に積もった雪とフィンランド語の表示を見て、フィンランドに来た実感がわいてきました。空港で特に印象的だったのはゴミ分別の種類の多さで、環境を意識した取り組みが感じられました。
フィンランドの電車で印象的だったのは、車両自体は長くないものの、電車の扉がとても大きいことでした。湖畔では湖が凍り、その上に雪が積もった一面の雪景色という、日本ではなかなか見られない光景に感動しました。スーパーマーケットでは日本とは異なる商品の陳列方法やフィンランド名物のシナモンロールに興味を持ちました。

翌日のプレゼンテーションに向けては、自分の言葉が伝わるかという緊張感と、新しい経験へのわくわく感が入り混じっていました。ラハティ応用科学大学での学びに対するモチベーションも高まり、フィンランドでの様々な体験がこれからも待っていると思うと、とても楽しみです。

(政策学部 2回生 宮崎夏妃、渡邊結、中川優菜)


湖畔での雪景色


ヘルシンキからラハティへ向かう電車


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