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2025.04.04

「政策実践・探究演習(国内)話し合い創造プロジェクト」が第2回合宿を実施【政策学部】

2025年2月26日・27日、政策実践・探究演習(国内)話し合い創造プロジェクト(担当:只友景士教授)の2024年度第2回合宿が京丹後市大宮町にて実施され、6名の学生が参加しました。今回は実際に参加した受講生がその様子をお伝えします。

今回の合宿では、京丹後市名産である丹後ちりめんの工場を見学し、地域の方から話を聞くことで、織物と織物が大宮町や京丹後市の地域経済や地域社会をつくりあげてきたことを学びました。2日間を通して京丹後市と丹後ちりめんに対する興味が深まりました。


ちりめんの作業工程を見て触れる


糸問屋を営まれている吉岡様から話を聞く様子


1日目は、実際にちりめんを織っている工場を見学することで、見て触って丹後ちりめんとはどのようなものなのか学びました。特に織物でよく使われる言葉「たていと」と「よこいと」はそれぞれ漢字で「経糸」「緯糸」と表すことから、織物は地図なのだ。という言葉には学生も先生も関心しきりでした。
また、糸問屋を営まれている吉岡様からは、丹後ちりめんの歴史と現在について、丹後ちりめんに欠かせない生糸について話をお聞きしました。現在はピークから20年を経て、1ヶ月の生産量は10分の1まで減少しているという現実を知る事が出来ました。ピーク時には組合の年間予算が某県の年間予算よりも多いほどだったそうです。


精錬過程について話を聞く様子


実際の精錬過程


2日目は、丹後織物中央加工場で丹後ちりめんにおいて重要な工程である精錬を見学しました。加工場内は丹後織物中央加工場の西田様に各工程についてや丹後ちりめんについてクイズを交えながら説明していただきました。精錬の過程を見学した際には、西田様の説明に加えて釜の湯気や匂いも実際に感じることができました。そして最後にはワークショップとして、丹後ちりめんの端材を使ってマグネット・缶バッジの作成を行いました。


見学後のワークショップ


(文責:政策学研究科修士課程 森川直浩)