2025.04.22
障がいがある子どもたちの放課後支援の現場でオリエンテーションを受けました【社会共生実習】
社会学部の「社会共生実習(障がいがある子どもたちの放課後支援)」(担当教員:土田美世子教授)では、現場実習を通じて、障がい児支援や共生社会のありかたについて学びます。
4/18(金)には、実習受け入れ先である“放課後等デイサービスゆにこ神領・ゆにこ神領重心”(以下、“ゆにこ”)にて、増田裕介さん(代表取締役)からオリエンテーションを受けました。
「放課後等デイサービス」とは、小・中・高校のいずれかに通っている「障害児」童が利用できるサービスです。
“ゆにこ”では、平日の放課後と土曜日の支援が中核の業務となります。
“ゆにこ”には、元小児がん病棟の看護師や元小学校の先生、公認心理師など、さまざまなスキルのあるスタッフがおられますが、どのスタッフも利用者の子どもたちにとっては「“ゆにこ”の先生」であることを共通認識とし、スタッフみんなで子どもたちを支えているのだという想いを大事にされていることを教わりました。
また、さまざまなレベルの障がいがある子どもたちを、レベルごとに分けるのではなく、安全安心は当然守りつつも「みんなと一緒の空間にいる」ことで育まれる関わりや環境、集団だからこそ得られる経験を重要視しているそうです。
更には、課外活動を通じて、地域にインテグレート(integrate:統合、一体化、組み込む)し、地域と共に成長することで障がいがある人もない人も、共に生きる社会を目指していることも教わりました。
オリエンテーションの最後には、施設内の見学や子どもたちと関わるための自己紹介写真の撮影をおこないました。
今年度は5月の連休明けからそれぞれの担当する子どもたちと関わらせていただきながら学んでいきます。その関わりの集大成として、7/5(土)に受講生考案のイベントを企画しアウトプットする予定です。どのようなイベントを考案してくれるのか、そのイベントに参加する子どもたち全員が楽しめる内容になっているかどうか、今から期待が膨らみます。