2025.04.28
次世代のロボット技術者を育成し、ベストプラクティスや新技術を共有『ロボカップジャパンオープン2025』に龍谷大学 先端理工学部 植村研究室のチームが参加
<5/2(金)~ 5(月)滋賀ダイハツアリーナにて開催>
【本件のポイント】
- 自ら考えて動く自律移動型ロボットによる競技大会「RoboCup(ロボカップ)」のジャパンオープンが滋賀ダイハツアリーナにて開催。海外からも含めて56チーム397人が参加。
- 中心競技であるサッカーをはじめ、工場のオートメーション化を題材にした「ロジスティクスリーグ」、災害救助を想定した「レスキューリーグ」等があり、社会に繋がるロボット技術が競われる。
- 龍谷大学の植村研究室は日本チームで唯一、RoboCup世界大会の「ロジスティクスリーグ」に出場しており、2015年は世界3位に入賞。2020年以降は同リーグをジャパンオープンに招致。本大会を通して人材を育成し、次世代の産業界へ貢献。


【本件の概要】
5月2日(金)から5日(月)に、龍谷大学 先端理工学部電子情報通信課程 植村渉准教授が実行委員長を務める『ロボカップジャパンオープン2025※』が、滋賀ダイハツアリーナで開催されます。
ロボカップジャパンオープンは、RoboCup世界大会をめざすチームを支援し、競技者を育成する場として重要な役割を果たす日本を会場とした競技大会です。ロボット技術の発展と交流の場として大会形式は、RoboCup世界大会に準じ、競技会、研究会を開催しており、学生たちのロボット開発のベストプラクティスや新技術を共有する機会でもあります。
龍谷大学 植村研究室のチーム「BabyTigers–R」が出場する「ロジスティクスリーグ」は、工場の生産ラインが大量生産から変種変量生産に変化する中、工場で活躍する自律移動型ロボットの研究とその研究発展のため、工場のオートメーション化をテーマに2011年から開催されています。これに本チームは毎年出場し、顕著な成績を残してきました。
また、同リーグに参加する唯一の日本チームとしてリーグの運営にも貢献しています。工場で人とロボットが協働する社会に向けて更に研究を発展させていくため、世界大会運営委員でもある植村准教授が提案し、世界大会とドイツオープンでしか実施されていなかった「ロジスティクスリーグ」が2020年に日本で初めて開催されました。
植村研究室では、工場内の無人搬送車の制御技術を始めとし、アーム型ロボットを併用することで移動しながら作業するロボットの開発を進めています。本競技大会を通してソフトウエア、ハードウエアの両方を扱える人材育成に力を注ぎ、次世代の産業界へと貢献していきます。
1.実施概要
名 称 :『ロボカップジャパンオープン2025』
開催日時 : 2025年5月2日(金)~ 5日(月)9:00~17:00
※一般公開は5月3日(土)~5日(月)
開催場所 : 滋賀ダイハツアリーナ(滋賀県大津市上田上中野町779番地)
参加チーム: 56チーム397人 ※うち海外11チーム、62人
(内訳)サッカー:小型9チーム、ヒト型2チーム
レスキュー:実機8チーム、シミュレーション4チーム
@ホーム:実機26チーム、シミュレーション5チーム
ロジスティクス:2チーム
主 催 : ロボカップジャパンオープン2025開催委員会
(特定非営利活動法人ロボカップ日本委員会)
【実行委員長】
植村 渉(ロボカップ日本委員会専務理事/
龍谷大学 先端理工学部 電子情報通信課程 准教授)
協 力 : 龍谷大学 先端理工学部
2.取材について
事前に問い合わせ先までご連絡をお願いします。当日参加の場合は、受付で取材希望とお伝えください。
3.その他
競技に合わせて下記URL(大会ページ)にて各リーグの動画公開予定。
https://www.robocup.or.jp/japanopen2025
※ “ロボカップジャパンオープン2025”
RoboCup(ロボカップ)とは1997年から毎年行われている。世界大会だけでなく、各地域・国が開催するオープン戦があり、日本委員会が中心となって開催する大会が「ジャパンオープン」である。今回の開催は26回目。自ら考えて動く自律移動型ロボットによる国際競技大会。サッカーの競技だけでなく、災害救助を想定したレスキューリーグ、家庭用のパートナーロボットを題材とした@ホームリーグ(アットホームリーグ)、そして植村研究室が参加している第四次産業革命(インダストリー4.0)の工場のオートメーション化を想定したロジスティクスリーグを開催。
問い合わせ先:龍谷大学 先端理工学部 電子情報通信課程 准教授 植村 渉
Tel 077-543-7410 E-mail wataru@rins.ryukoku.ac.jp