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2025.05.07

こと京都「NOUJINアカデミア」の協力を得て、実践的な学び

 細川ゼミ(基礎演習、2年)では今学期、こと京都(農業生産法人)が取り組む「NOUJINアカデミア」とタイアップした実践的な学びを進めています。「NOUJINアカデミア」は、農業従事者の減少と高齢化、耕作放棄地の増加などで深刻な状況にある日本農業の再生、振興を目ざしたものです。学校や地域などで農業に対する関心を高めるさまざまな取り組みを進めています。
 今年1月、細川ゼミでは、同社の向島工場を訪問しました。その際に「九条ねぎのまんまる焼き」を試食させていただき、学生たちは率直な感想や要望をお伝えしました。それらの声を踏まえて学生用の昼ごはんとして開発されたのが「九条ねぎの厚揚げ丼」(写真、参照)です。



※写真は大盛のものです。

 深草キャンパスでは4月30日、同社のキッチンカーが入って、初めての販売を行いました。これには、ゼミの学生たちも協力させていただきました。おかげさまで学生や教職員にも好評で、準備したものは完売することができました。「来週も買いに行くから」との声も寄せられています。
 この日の販売に先立って、23日の授業に同社のスタッフの方が来訪し、商品の特徴や今後の取り組みについて説明していただきました。あわせて、学生たちとの意見交換が行われました。単なる販売のお手伝いではなく、販売のための工夫、ネーミング(「九条ねぎの厚揚げ丼」は仮称です)、新商品の開発などを進めていくことが確認されています。実際の販売を通じても、ゼミ生たちはさまざまな課題を見つけ、改善策を提案していました。このような学びは座学ではできないことです。
 今学期の残された期間、約3カ月で、学生たちが得難い体験ができるように、こと京都「NOUJINアカデミア」との連携を深めていきたいと思います。  (文責:細川孝)