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2025.05.22

BRAH=art.の活動から、地域と福祉の繋がりを学びました【社会共生実習】

 社会学部の「社会共生実習(地域エンパワねっと・大津中央)」(担当教員:脇田健一教授)では、滋賀県大津市の中心市街地にある中央学区の住民の皆さまとコラボを通じて、地域活性化に取り組みます。課題を地域住民とともに学生自身が見つけ出し、その課題解決に向けて活動します。

 5/16(金)には、岩原勇気さん(NPO法人BRAH=art. 理事長)から、福祉と街づくりの関連性福祉の本質について教えていただきました。


オンライン講義の様子

 BRAH=art.では、滋賀県大津市瀬田をメインに、障がい者も健常者も関係なく「幸せ」を実感するため、その人が目指す道を支援するということを前提に、福祉と街づくりに取り組んでおられます。
 過去には「朝ごはん市」や「子ども食堂」を開催し、障がい者の方たちと地域住民の繋がりを作っていくことで、お互いのやりたいことや目標の実現を支援してこられました。


BRAH=art.の活動を紹介してくださいました!


BRAH=art.の活動のひとつ「朝ごはん市」

 岩原さんは活動の中で、その地域の全ての人が社会を作る当事者であり、それぞれの幸せを目指すことが、他者の幸せに繋がること。その繋がりをサポートすることが「社会福祉」だとおっしゃっていました。

 それらを踏まえ、受講生からは「岩原さんの活動が社会福祉の理想を実現していると感じた。関わる人それぞれの背景を大切にしながら、より良いところを組み合わせてより面白いものを作っていく点が共感できた。」という意見が出されました。

 更に岩原さんからは、「街と関わる時には『新しいことをやらない』ことが大切。自分の中にアイデアがあるわけではなく、あるものの『組み合わせを考える』。今活動していることの中にある課題がどうすればよくなるのかという観点で考えることが大切だ」と受講生にアドバイスしていただきました。



 今回、岩原さんの支援活動を知り、今後、学生が中央学区にアプローチをしていく際に、どのようなアイデアが出てくるのか、楽しみにしたいと思います。

社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】​をご覧ください。