2025.06.02
共生のキャンパスづくり学生実行委員会&SPOTs「深草キャンパスを探索してみよう!」を開催【障がい学生支援室(深草)】
共生のキャンパスづくり学生実行委員会では、障がいの有無に関わらず、全ての学生が豊かな学びや学生生活を経験できる環境づくりを目指して、さまざまな取り組みを行っています。
今回は、「深草キャンパスを探索してみよう!」と題し、5月15日(木)は4号館と21号館、22日(木)は和顔館、29日(木)は慧光館を探索しました。それぞれ約2時間30分かけて、教室や共有スペース、廊下、階段、トイレなどをゆっくり見て回りました。
また、今回の取組は、学生のコミュニケーションの悩みに寄り添い、皆が自分らしくいられる大学づくりを目指し活動している学生グループ「SPOTs」と一緒に実施しました。
まず担当学生(文学部3回生 伊勢和さん)より、「今回の探索は、1.自分が過ごしやすいと思える場所かどうか、2.(難しいけれど)自分と異なる立場の人ならどう思うだろうか、この二つを意識しながら実施して欲しい」と企画意図について説明がありました。
続いて、予め作成したワークシートに基づき、探索する場所と視点を確認し合いました。説明後はグループに分かれ大学施設内を巡り、最後集合し探索結果や感想を報告し合いました。
参加した学生からは「車いすに乗ってみると、開き戸の教室は一人で出られなくなることに気づいた」、「階段の手すりが両側にない場所がありこれまで昇降に困っている人がいたが、慧光館は両側に設置されており、少しずつ改善されていることがわかった」、「施設や設備の整備だけでは限界があることがわかり、誰もが『困っている』と言いやすい環境、学生同士が声かけしやすい環境づくりが必要だと思った」など様々な意見や感想が出され、大事な気づきを得ることができました。
探索結果や学生の気づきについては、今後報告書にまとめて皆さまにお知らせする予定です。
「共生のキャンパスづくり学生実行委員会」では、学生が日頃何となく「もやもや」っと思っていること、やってみたいが一人ではできないと諦めていたことなどを気軽に出し合いながら、みんなで協力し様々な活動に取組んでいます。
メンバーは随時募集中です。ご興味のある方は障がい学生支援室へお問い合わせください。