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2025.06.09

【竹谷ゼミ】小山達朗氏を招き、「ユネスコ創造都市・兵庫県丹波篠山市の現在地」と「取材技法」をテーマに講演とワークショップを実施しました

2025年4月22日(火)、竹谷ゼミでは、元丹波篠山市企画総務部創造都市課職員であり、デザイナーとしても活動されている小山達朗(こやま・たつあき)氏をお招きし、講演とワークショップを開催しました。

今回の講演では、「ユネスコ創造都市・兵庫県丹波篠山市の現在地」ならびに「取材技法」をテーマに、小山氏よりお話をいただきました。人口4万人の丹波篠山市がユネスコ創造都市ネットワークに加盟するに至った背景や、そのプロセスで展開された創造的な地域づくりの取り組み、丹波篠山を巡る旅の楽しみ方について、実務経験に基づいた具体的な事例とともに紹介していただきました。



後半のワークショップでは、2025年5月10日~11日に予定されている丹波篠山市でのゼミ合宿に向けて、地域住民へのヒアリングを行う際の取材技法や視点の持ち方について学びました。学生同士が互いに取材を行い合う形式で実施され、実践的なスキルを身につける機会となりました。



小山氏からは、以下のようなコメントをいただいています。


講義の機会をいただき、ありがとうございました。

今回は、学生同士が互いに取材し合うというワークショップを中心に進行しました。これは、将来的に行われる視察などを想定し、「ただ見に行く」のではなく、「何を見たいのか」「どんな情報を得たいのか」といった目的意識を持って臨む視点を養うことを狙いとしたものです。

「どこまで踏み込んで聞いてよいのか」「相手との距離をどう縮めていくのか」といったコミュニケーションの繊細な部分にも触れながら、自分なりの視点や問いを持って相手に向き合う姿勢が、取材の実践力につながることを体感してもらえたのではないかと思います。

また、裏のテーマとしては、学生同士の距離を縮め、チームとしての関係性を築いていくことも意識していましたが、結果として、互いの新たな一面や考え方に気づき、笑いや驚きが生まれる場面も多く、会場はとても活気にあふれていました。

学生の皆さんが楽しそうに、そして真剣に取り組む姿がとても印象的で、私自身も大いに刺激を受けました。今後の学びや視察の場面でも、今回の経験が生かされていくことを願っています。


学生たちは、小山氏の豊富な経験と丁寧な指導を通じて、地域を深く理解するための視点と実践的なスキルを学ぶ貴重な機会となりました。今回の講演とワークショップで得た知見は、今後のゼミ活動やフィールドワークにおいて大いに活用されていくことが期待されます。                                                                   (文責:竹谷多賀子)