2025.06.11
村田和代ゼミが言語政策学会で2つの取り組みについて発表
政策学部村田和代ゼミが6月7日・8日に神奈川大学みなとみらいキャンパスで開催された言語政策学会27回研究大会のWiP(Work in Progress)セッションで2つの取り組みについて発表しました。
「地域コミュニティ活性化のアプローチ~地域住民と留学生をつなぐワークショップデザイン~」
本発表では、地域住民と留学生が交流し、関係性が希薄化しやすいという両者を繋ぎ、地域コミュニティを作り上げるためのワークショップデザインを提案した。防災を主テーマに、多文化共生をサブテーマとし、やさしい日本語を活用しながら、ゲーム形式で交流と学びを促進できるデザインとした。参加者のアンケート結果を踏まえて、今後の課題についても論じた。
「龍谷大学キャンパス語研究」
本発表では、「龍大生のあるがままの言語生活の実態を知り、キャンパス語を使って龍谷大学をPRする」という目的のもと、龍谷大学の3つのキャンパスで使われる固有の言葉を収集・分析し、大学内の言語使用の実態や龍谷大学の魅力について報告した。先行研究の紹介、キャンパス語が担う役割、キャンパス間の言葉の違いや共通する点、実際どのような場面で使用されるのかについて詳細を報告した。また、キャンパス語を大学広報の1つとして活用できるかについても検討した。
会場には約40名の方が参加くださいました。有益なコメントや今後につながるアドバイスもいただき実り多い学会発表になりました。
〈古川太一 臼井琉真 吉田ひなた〉