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2017.04.25

京丹後市夢まち創り大学×龍谷大学政策学部農村地域の生活の豊かさを見直し発信する取組で聞き書き冊子「ものがたりはいかが」を作成

龍谷大学政策学部で開講しているPBL科目「政策実践・探究演習」の「京丹後プロジェクト」※1(清水万由子准教授)では、「京丹後市夢まち創り大学」※2と協働しながら、平成28年4月から大宮町五十河地域で地域の伝統的な食文化の調査を行っています。これまで、プロジェクトでは、京丹後市の五十河地域5地区の高齢者に対して、昔ながらの「食と農」、伝統料理等についての聞き書きを実施してきました。
このたび、平成28年度に取り組んできた聞き書きや体験を通じた研究の成果を「ものがたりはいかが-豊かなくらしみ~つけた-」という35ページの冊子として纏め、五十河地域の全戸や地域のコミュニティ拠点に配布いたしました。 
プロジェクトでは、昔ながらの「食と農」、伝統料理の聞き書きを行うことで、少子高齢化が進む五十河地域の農村地域の生活の豊かさを見直し発信することを目的としております。
つきましては本取組につきましてご取材いただきますようお願い申し上げます。

1.冊子内容について
五十河地域の住民が人生経験や食と農に関する知恵と技について語った作品5本を収録。戦前の五十河地域の様子や暮らしぶりについても語られています。
4月10日から五十河地域の全戸や地域のコミュニティ拠点等に配布を開始しております。今後も継続して冊子を作成する予定です。

2.取組内容
聞き書きで得た郷土食のつくり方等の情報をもとにして、平成28年10月には久住区において地域住民を講師として大学生と地元の高校生で料理教室等を実施。11月にはこんにゃく作り体験を新宮区において実施し平成29年3月にそば打ち・味噌作り体験および活動報告会を開催しました。
今年度は6月~10月に毎月合宿を行い、京丹後地域の高校生と一緒に聞き書きを行ったり、空き家体験、ムラサキズキンの刈り取り体験等を実施する予定です。

3.補足
※1 京丹後プロジェクト
本学参加学生は13名。平成25年度より五十河地域にある民家苑の活用や、コミュニティショップ歌仙の立上げ・運営の支援等を行う。平成28年度は、五十河地域5地区の高齢者に対して、昔ながらの「食と農」、伝統料理等についての聞き書きを実施。
※2 京丹後市夢まち創り大学
大学が蓄積してきた高度な知識、技術及び情報並びに若い大学生の活力を市内に導入することで、京丹後市の地域と大学が互いに学び合い協働して地域課題の解決や地域の活性化を図ることを目的として、全国11大学の参画を得て「京丹後市夢まち創り大学」を組織。