2025.06.12
龍谷大学が地域とともにネイチャーポジティブを推進 環境省認定の自然共生サイト「龍谷の森」でゴミ拾いボランティア活動を実施
【本件のポイント】
- 環境省認定の自然共生サイト「龍谷の森」で大学と地域が連携し、生物多様性回復に貢献。
- 「環境月間」の象徴的なイベントとして、次世代を担う学生と教職員が環境保全の取り組みを実施。
- 日本の大学で初めてネイチャーポジティブ宣言を発出した大学として、環境問題を「自分ごと」として捉え、行動変容に向けた機会とする。
【本件の概要】
龍谷大学は、環境月間である6月に、環境省の自然共生サイト※1に認定されている「龍谷の森※2」にて、学生と教職員によるゴミ拾いボランティア活動を6月22日(日)に実施します。
この活動は、6月の「環境月間」における重要な取り組みの一つであり、「龍谷の森」が持つ豊かな自然環境を守り、生物多様性の維持・向上に貢献することを目的としています。環境省や自治体など、日本中で様々な環境保全活動が展開される中、本学はこのボランティア活動を通じて、参加者一人ひとりが環境問題を「自分ごと」として捉え、行動変容に向けた機会とします。
また、本活動の実施にあたっては、滋賀県や大津市と連携するとともに、株式会社木下カンセーからはゴミ回収の協力をいただき、地域とともにネイチャーポジティブに向けた取り組みを推進します。
今後もネイチャーポジティブに向けた取り組みを先導する大学として、「龍谷の森」をはじめとする自然環境の保全活動を積極的に進めるとともに、本学が2039年に迎える創立400周年を見据えた「龍谷大学基本構想400※3」で掲げる持続可能な社会の実現を目指します。
【実施概要】
日 時:2025年6月22日(日)10時15分~11時15分(予定)
場 所:龍谷大学瀬田キャンパス「龍谷の森」
参加者:学生25名程度、教職員15名程度が参加予定
【龍谷大学の新学部について】
龍谷大学では、2027年4月に瀬田キャンパスに新たに「環境サステナビリティ学部」(仮称)と「情報学部」(仮称)を設置する構想に至りました。
「環境サステナビリティ学部」(仮称)では、主体的な学びやチームで協働する姿勢などを涵養するとともに、リアルな現場での体験や経験を通して知識・技能の定着を図ることを目的に、体験・共創型のPBL科目「クエスト科目群」を配置します。また、5つの「専門教育プログラム」(地域デザインプログラム、ネイチャーポジティブ経営プログラム、生物多様性回復プログラム、資源循環利用プログラム、持続的水資源管理プログラム)を配置し、専門性を深めることのできる学びを提供し、実践的に課題解決に向き合える次世代の環境人材育成をめざします。
(環境サステナビリティ学部特設サイト)https://www.ryukoku.ac.jp/newf2/about/

龍谷の森
※1:「自然共生サイト」とは、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」「地域生物多様性増進法に基づき認定された実施計画の実施区域」を国(環境省)が認定する区域のことです。認定区域は、保護地域との重複を除き、「OECM」として国際データベースに登録されます。
※2:「龍谷の森」は、本学瀬田キャンパスに隣接する水平面積約38haの里山林です。本学が1994年に本土地を購入してから整備を進め、現在では、学生向けのフィールドワーク実習の場や里山学研究センターの研究フィールドとして活用されています。3月18日付で環境省の自然共生サイトに認定され、関西の私立大学が認定されたのは初の認定となりました。
(詳細)https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-14488.html
※3:「龍谷大学基本構想400」は、龍谷大学が創立400周年を迎える2039年度を見据えた2020年度から2039年度までの20年間を計画期間とする長期計画


問い合わせ先:龍谷大学 サステナビリティ推進室
Tel 077-599-4048 sustainability@ad.ryukoku.ac.jp https://www.ryukoku.ac.jp/about/activity/global_warming/index.php