2025.06.12
政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト 第1回フィールドワークを実施【政策学部】
2025年5月31日〜6月1日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクトの2025年度第1フィールドワークに、学生9名と石倉研准教授、櫻井あかね実践型教育助手が参加しました。
2025年度は「千草竹原班」「企業連携班」「水産資源班」「Group of Gamification」の4班に分かれて活動を進めます。そのため今回のフィールドワークでは、各班に関係する地域の方と会って話を聞き、今年度の方針を確認しました。
▪️5月31日
洲本市に着くと、市街地を散策するメンバーと水産資源班の活動場所となる由良地区のまちを歩くメンバーに分かれて活動を行いました。市街地の散策では、洲本レトロこみち周辺を歩き、Group of Gamification班が今年度行うツアーとゲームのヒントを探しました。
由良地区のまち歩きでは、水産資源班の活動場所となる由良を訪問し、由良カンコウキョクの落合さんから地域の歴史や風土、水産資源の話を聞きました。由良には長い歴史があり、面白い内容の話が多く魅力があるまちで、風景は路地がたくさん立ち並び、地域のポテンシャルを発掘しがいがあるなと思いました。
午後からは全員で千草竹原へ移動しあわじ花山水や小水力発電システムの説明を受けました。大学で行った事前学習を振り返りながら、ターゴ小水力発電機、太陽光パネル、リチウムイオンバッテリー(3kWh)などを実際に見に行きました。
説明を受けた後は、小林さんの古民家で千草竹原集落内に設置する案内看板の作成を行いました。板と板を波釘で打ち、1枚の板にした後、集落にある施設が書かれた文字やロゴを刻む作業を行いました。板に文字を刻む作業は細かい作業で苦労しましたが、自分たちが作った看板が地域に置かれると思うと嬉しい気持ちになります。
▪️6月1日
午前は、洲本市街地にある域学連携拠点のよりまち荘にてトークセッションを行いました。これから1年間お世話になる地域や企業の取り組みを学びます。ため池やかいぼりについて、洲本市の水産資源と漁村振興に関する話を聞きました。今年で3年目となる企業連携班でお世話になっている株式会社成田の福井さんから、会社の事業や、かいぼりのお話を聞き、かいぼり事業への理解を深めました。また、元沖物産株式会社の入口さんと地域おこし協力隊の毛利さんから洲本市の水産資源の紹介をしていただき、水産加工品の活かし方や未利用魚・低利用魚の活かし方なども学びました。
午後は、環境省グッドライフアワード受賞地調査団との意見交換を洲本市役所にて行いました。2024年度に洲本プロジェクトが環境省主催の第12回グッドライフアワードで「環境大臣賞 学校部門」を受賞したことから、今回のフィールドワークに合わせて調査団が洲本に来訪されました。その後、調査団とともに龍谷フロートソーラーパーク洲本と塔下新池ため池ソーラー発電所を見学し、洲本市役所の高橋さんからレクチャーを受けました。
2日間を通して、さまざまな地域の方の話を聞き、たくさんの情報を知ることが出来て大変実りある時間になったと思います。今回のフィールドワークを通してこれからの班活動に活かしていきます。
(政策学研究科修士1年 西口 高貴)