2025.06.16
共生のキャンパスづくり学生実行委員&SPOTs「ゴブンからの挑戦状(第1回)」を開催(深草)
共生のキャンパスづくり学生実行委員会では学内外の団体と協働して、障がいの有無に関わらず、全ての学生が豊かな学びや学生生活を経験できる環境づくりを目指し、さまざまな取り組みを行っています。
実行委員メンバーは毎週1回(火曜日・昼休み)集まり、大学生活における様々な経験や日頃感じていること、「本当はこうなったらいいな」と思っていることなどをざっくばらんに出し合いながら、一つひとつの取組を創っていきます。そこには、支援室を利用している学生と利用していない学生という意識は全くなく、学生同士が自然に交じり合い、和気あいあいと話し合いは進んでいきます。また、障がい学生支援コーディネーターは、ひとり一人の学生の主体(気持ちや言動)を見守りながら、メンバー全体の歩みに程よく伴走しています。
共生のキャンパスづくり活動は、学生参画による大学の環境づくりであり、学生の内側にある「言いたいこと」や「やってみたい気持ち」が、それぞれの表現方法で表に出てくることを応援する学生の内発的主体形成のプロセスでもあります。また仲間との協働をとおして「学び合い、育ち合う」学習プロセスでもあり、障がい学生支援室では、結果よりも実施に至る企画、準備プロセスを「学習権の保障」の観点から大切にしています。最近は、学生同士のコミュニケーション環境をよくする活動を続けている学生団体「SPOTs」のメンバーも実行委員会に参加し、共に企画、実施しています。
今回は、①「手話」を知らない人たちに「手話」の楽しさを知ってもらうこと、②共生のキャンパスづくり活動への参加や、授業や学生生活における困りごとなどについて学生が気軽に障がい学生支援室を訪ねられるような環境を創ることを目的に、手話を用いた謎解き「ゴブンからの挑戦状」を実施ました。今回の企画は、学生サポーターを経験したことがある学生の「障がい学生支援室の入口のガラス扉の中に入ることにとても勇気がいったから、何か楽しい取組をきっかけに、多くの学生に扉の中へ入ってもらう経験をして欲しい」との思いから出発し、手話による謎解きの答えは障がい学生支援室前にいる学生実行委員へ伝え、実行委員がガラス扉の中に一緒に入り、障がい学生支援室職員からお菓子セットを進呈するというきめ細やかなプログラムで実施しています。
第1回目の6月13日(金)には、「手話」や障がい学生支援室の存在を知らなかった学生が多数謎解きに挑戦し、障がい学生支援室を訪ねました。お菓子セットを手にした時の学生たちの笑顔が印象的で、「手話」と障がい学生支援室の存在を少し身近に感じて頂けたのでではないかと思いました。またお菓子セットには、QWコードから障がい学生支援室のページに入れる「支援室ってどんなところ?」というカードを添付するとともに、「学生によるかんたん手話講座」(6月20日・27日、7月4日)の案内も行いました。
第2回目は、6月18日(水)10:45~17:00に開催します。ぜひ、謎解きに挑戦し、障がい学生支援室前にいる「コブンからの挑戦状」のプラカードを下げた実行委員へお声掛けください。
皆さまの参加をお待ちしています。

「学生によるかんたん手話講座」にもぜひご参加ください!