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2025.06.18

絶滅危惧種ゲンゴロウの保全と地域再生を融合した先進プロジェクトの最新成果を初公開

<6/22(日)京都府立 丹後海と星の見える丘公園にて実施>

 

【本件のポイント】

  • 生物多様性への理解を深めるイベント「いきものフェス」で、絶滅危惧種ゲンゴロウ類の保全プロジェクトの最新成果を初公開
  • 保全プロジェクトでは、地域の農家と学生が連携し、「ゲンゴロウ郷の米」作りで生物多様性の保全と地域農業の価値向上を同時に実現
  • 本プロジェクトでは、生物多様性保全を軸にした学生の実践型地域貢献を通じて地域課題を学びに転換

 

【本件の概要】
 6月22日、京都北部では初開催となる「きょうと☆いきものフェス!2025 in うみほし」に龍谷大学政策学部の谷垣岳人准教授率いる環境サイエンスコース・谷垣ゼミがブース出展します。京丹後市大宮町三重・森本地区の農家や地域団体「里力(さとぢから)再生協議会」と協働で取り組む、絶滅危惧種ゲンゴロウ類の復活プロジェクトの最新成果を初公開します。
 本ブースでは、「ゲンゴロウ郷の米」プロジェクト※1を通じて、生息が確認された2種のゲンゴロウと新たに確認された3種目との共存に向けた取り組みの最新成果を発表します。
 本プロジェクトは、地域の農家と大学生が連携し※2、失われつつある里山の自然環境を再生するものであり、絶滅危惧種の保全と地域農業の価値向上を同時に実現する、先進的な地域再生のモデルケースです。

 

1.日  時:2025年6月22日(日)10時~15時
2.場  所:京都府立 丹後海と星の見える丘公園
3.参加人数:龍谷大学環境サイエンスコース谷垣ゼミ15名
4.活動内容:ゲンゴロウ米の保全に関するワークショップ・昆虫標本の展示
5.そ  の  他:イベントではブース出展や自然観察会、スタンプラリーなどを実施
                 ※入館料無料、一部有料ブースあり
       ※いきものフェスHP :

       https://www.pref.kyoto.jp/biodic/news/ikimonohulesuinumihosi.html


【取組の補足】
※1「ゲンゴロウ郷の米」について
 龍谷大学政策学部は、京丹後市大宮町三重・森本地区と連携し、地域団体「三重・森本里力再生協議会」と協働で、生物多様性保全型農業による「ゲンゴロウ郷の米」を開発しました。
 2023年度からは環境サイエンスコースの谷垣ゼミがその活動を引き継ぎ、農薬の使用を抑えた生態系配慮型の米づくりを通じて水田を生き物たちのすみかとして再生し、生物多様性の保全のみならず地域経済の活性化にも寄与する全国の里山再生のロールモデルとして注目されています。


※2地域連携教育の実践
 本プロジェクトは、龍谷大学が推進する「地域連携教育(Community Based Learning)」の実践例であり、学生が地域の現場に入り、課題を学びながら主体的に取り組むことで、地域と大学が共に持続可能な未来を創造する姿を体現しています。
 


問い合わせ先:龍谷大学政策学部准教授 谷垣 岳人

                               tanigaki@policy.ryukoku.ac.jp