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2025.06.19

【細川ゼミ(3年)】中西印刷を訪問させていただきました

 経営学部・細川ゼミナールでは、6月17日午後、江戸末期の慶応元年(1865年)に創業された中西印刷株式会社(https://the.nacos.com/ )さまを訪問し、インタビューと見学をさせていただきました。
 同社は長い歴史を有する印刷会社であり、「木版・活版・平版・そしてデジタル印刷と4つの印刷方式を経験した全国でも唯一のおそらく世界でも唯一の会社です」(同社ウェブサイトから)。時代の変化に対応しつつ事業の発展を遂げてきた稀有な印刷会社と言えるでしょう。


 2人のゼミ生は事前にお送りした質問票にもとづいて、中西秀彦社長にインタビューを行い、丁寧に答えていただきました。同社におけるAIやDX分野の取り組みについては、取締役CIO(Chief Information Officer)である中西明日輝さんが直接、対応してくださいました。



 同社は「すべては文化学術への貢献のために」「「印刷を通じた、文化学術への貢献」を掲げており、質疑応答の中でも「学術のそばで、やりがいを感じる」「知を愛する」などの言葉が繰り返し聞かれたのが印象的でした。

 インタビュー後には、「活版ミニ博物館」と工場(印刷・製版)を見学させていただきました。博物館は、(活版廃止後15年になる)2007年から展示されているものです。小さな施設ですが、活版印刷をささえた機材が収集されており、活字のほかに、西夏文字字母、植字台、プラテン活版印刷機などを間近に見ることができます。長い歴史を有する同社、そして学術を愛する同社ならではと感じました。実際に同社が印刷された学術書も閲覧させていただきました。



 ブックレットの作成に向けた京都企業への訪問も残すところあと1社(7月1日に訪問予定)になりました。今回の訪問でも、経営者の方に直接お話を伺うことができました。「学生(さん)」を大切にしてくださる京都企業の有難さを感じています。ご縁をいただいた京都企業の皆さまに改めて御礼申し上げます。          (文責:細川 孝)