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2025.06.25

龍谷大学生×留学生×地域による新しい地域連携の形を体現―地域住民との環境保全活動を通じて―

『(公財)中島記念国際交流財団助成』、 (独)日本学生支援機構留学生地域交流事業 

        〈6月28日(土)滋賀県野洲市須原地域で実施〉

 

 

【本件のポイント】

  • 本学学生と留学生の協働による環境保全活動を実施し、留学生の当事者意識を醸成
  • 琵琶湖に注ぐ水田で行う、環境と共生する農業「魚のゆりかご水田」の体験学習会を実施
  • 「世界農業遺産」や地域農業の持続可能性をテーマとしたワークショップを実施

 

【本件の概要】
 6月28日、滋賀県野洲市須原地域で、龍谷大学政策学部の金紅実准教授が率いる龍谷大学生と留学生が共同で地域の環境保全活動に参加します。
 今回の活動は留学生が地域の環境保全活動に主体的に関わる全国でも珍しい事例であり、本学学生と留学生、地域が協働し、多文化での協働による新しい地域連携の形を提示するものです。
 参加者たちは農作業体験や講義、ワークショップを通じて、地域課題や持続可能な農業、食文化について学びを深めます。また、地域の方々にとっても、学生との協働を通じて農作業の担い手支援や異文化交流の機会となり、地域の魅力や知恵を再認識する場にもなります。
 活動を通じて、自然と人間との関係性を再確認するとともに、留学生が地域社会の一員としての当事者意識を育むことを目指します。
 

 

1.日  時    2025年6月28日(土)10:00~16:00
2.活動場所    滋賀県野洲市須原地域

       (蓮池の里公園集合→魚のゆりかご水田→古民家新兵衛)
3.参加人数    龍谷大学生 24名(うち留学生は11名)
4.活動内容      10:00~10:15 魚のゆりかご水田へ移動
       10:15~12:00 水田除草や畦の草刈りを実施
       12:20~13:15 古民家へ移動し昼食
       13:30~14:30 地域の方による講義

              (世界農業遺産、魚のゆりかご水田について)
       14:30~15:45 持続可能性をテーマとしたワークショップを実施

 

 

【活動内容の補足】
・魚のゆりかご水田では水田除草や畦の草刈りといった農作業を体験し、外来生物など

 地域が抱える課題について、現地で学習します。
・古民家での昼食は「ゆりかご水田米」と「琵琶湖の湖魚」が提供され、食文化を体験

 します。
・地域の方と行う講義形式での交流では「世界農業遺産※1」や地域農業の持続可能性を

 テーマとして学びを深めます。
・講義で学んだ内容について、学生たちによる提案も交えながら、多様な視点での意見

 交換を行うワークショップを実施します。

 

※1 世界農業遺産について
 世界農業遺産(GIAHS)とは、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承され

てきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランド

スケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、世界的

に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)であり、国際連合食糧農業

機関(FAO)により認定されます。
 


問い合わせ先:龍谷大学政策学部准教授 金 紅実
       jinhongshi@policy.ryukoku.ac.jp