2025.07.07
2025年度 第2回知的財産セミナー開催【知的財産センター事務部】
知的財産センターでは、学内における知的財産活動の啓発の一環として、学生・教職員を対象とした知的財産セミナーを年2回開催しています。
2025年6月26日に今年度1回目のセミナーを、深草キャンパスにおいて開催いたしました。
講師には以前からのご好評を受けて、弁理士法人ととせ・ももとせ代表の齊藤整先生(弁理士)をお招きし御講演いただきました。
今回のテーマは「ニュースから見る知財最前線」です。
弁理士という仕事の魅力ややりがい、知的財産権の種類、著作権、肖像権/パブリシティー権、特許権、意匠権など、それぞれの権利について解説され、各種法令に基づく権利保護について、具体的な事例を絡めてお話されました。
また、ニュースに見る知財として、古い映画と著作権の関係(無断カラー化・販売)、将棋の棋譜は誰のもの、正規品改造販売の是非、といったテーマでご講演いただきました。お菓子のパッケージの”すりより”を例に、違法性がないから何をしても良いのか?と問題提起されました。
さらには、学生の知財トラブルの例として、キャラクターグッズの無断複製販売は著作権法違反となることなど、学生であっても注意しなければならないことを強調されました。
結びに、「法学部と知財」として、不正競争防止法の分野を中心に法文系弁理士にも活躍の場が多くあることを紹介され、知的財産の仕事はとにかく楽しい!と、受講生に呼びかけられたのが印象的でした。
出席者からのアンケートでは
〇大変興味深いお話を聞くことができてすごく楽しかったです。弁理士というお仕事や資格にも大変興味がわきました。
〇商標登録や特許、著作権について、もっと知りたくなりました
〇お菓子のパッケージについての話がとても興味深く、勉強になりました。
というように、弁理士をはじめ知的財産にかんする仕事や知的財産権について学生達に興味を持ってもらうきっかけとなったセミナーとなりました。
知的財産センターでは、今後も知的財産活動の啓発のためセミナーの開催等に取り組んで参りますので、お気軽にご参加ください。

齊藤 整 先生