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2025.06.30

大阪・関西万博「ジャパンデー」に北野信彦教授による 比叡山延暦寺 国宝根本中堂の保存修復に関する内容が展示

【本件のポイント】

  • 大阪・関西万博「ジャパンデー」の日本国際芸術祭において、龍谷大学文学部の北野信彦教授が携わってきた比叡山延暦寺の国宝根本中堂の大改修にかかる保存修復に協力した内容が展示発表
  • 北野信彦教授は、TOPPAN株式会社(文化事業推進本部)とともに、比叡山延暦寺根本中堂の寛永年間再建当初の金箔を多用したあざやかな姿を再現
  • 会場では再建当時の姿を復元する様子の放映や、修理途中や完成後の根本中堂の姿をAR・VRにより様々な角度から閲覧できる

 

【本件の概要】
 大阪・関西万博「ジャパンデー」の日本国際芸術祭において、龍谷大学文学部の北野信彦教授(国宝延暦寺根本中堂及び重要文化財根本中堂回廊保存修理事業専門委員会委員)が、2016年から15年間関わってきた天台宗総本山比叡山延暦寺の国宝根本中堂の大改修にかかる保存修復に協力した内容が展示発表されます。
 北野信彦教授は、TOPPAN株式会社(文化事業推進本部)とともに、比叡山延暦寺根本中堂の彩色蟇股木彫(※1)などの三次元計測を実施し、彩色材料の分析や詳細な三次元計測データを基とした、機械による自動切削技術で木地模刻作製の基礎研究を実施しました。その結果、比叡山延暦寺根本中堂の寛永年間再建当初の金箔を多用したあざやかな姿が再現されました。
 延暦寺では2016年から15年の期間をかけ国宝根本中堂の大改修を行っています。再建当時の姿を復元できるようさまざまな角度から検証が行われており、大阪・関西万博「ジャパンデー」の日本国際芸術祭における展示では、その様子の紹介映像が放映されます。また最新の技術をもって鮮やかな彩色を復元することができた彫刻のレプリカの展示、自身のスマートフォンを用い、AR・VR技術により実際の修理途中の根本中堂の様子や、改修が完成した姿を様々な方向から見ていただき、歴史的事業の様子を体験いただきます。

 

 

1 日  時    2025年7月2日(水)~7月6日(日)10:00~20:00(最終日は12:00まで)
        ※北野信彦教授は、ブースにて展示参加できません。
        北野信彦教授へ取材のお申し込みをされる場合は、

        mail: let@ad.ryukoku.ac.jp(または℡:075-343-3317)までご連絡くだ

        さい。

2 場  所    大阪・関西万博「ジャパンデー」EXPOメッセ「WASSE」内 セミナー会場
        第3回日本芸術祭  ※比叡山延暦寺のブース番号は「A-⑦(※2)」です。


※1(比叡山延暦寺根本中堂の彩色蟇股木彫)


※2(比叡山延暦寺のブース番号は「A-⑦」)

【参考】
・北野 信彦教授 プロフィール
 https://www.let.ryukoku.ac.jp/teacher/kitano.html
・龍谷大学オウンドメディア「Academic Doors」
 文化遺産を次の100年へ繋げるために。科学の知見を取り入れた保存修復に取り組む

    実務家研究者。
 https://academic-doors-ryukoku.jp/interview/10


問い合わせ先:龍谷大学文学部教務課(大宮) 橋本 原
Tel 075-343-3317 let@ad.ryukoku.ac.jp https://www.let.ryukoku.ac.jp/